こんにちは、たまこです。
キュウリの植え付けから始まった、たまこの夫婦の在り方についての考察の続きです。
たまこ夫婦は同い年で、生まれ育った地域も県は違えど東北の田舎という、環境的にはそれほど格差の無いはずの組み合わせ。
ですから会話をすれば、子供の頃に流行った遊びやテレビ番組、好きな漫画や芸能人、、全てほぼ同じというか、「わかる、わかる〜」となる訳ですが、それが相手を「理解できている」のと同じ事だと、たまこも夫もかなり長い間勘違いした状態だった、、と思います。
子供の頃の流行り物を共有できれば、そりゃ会話は合いますけど、今思えばそれってめちゃくちゃ表面的な部分の事で、相手を理解してるかはまた別の話なんですよね。
ただ、たまこ夫婦は話が合うのに加えて、酒タバコといった嗜好品の好みも一致していたので、出会ってから親しくなるのは簡単でした。
(つまり、一緒に飲もうよ!と言えば良い。そして、飲んでる間の会話も盛り上がる。笑)
しかし、話が合うとか、嗜好が同じとかの表面的な事が合い過ぎていた為に、親とは家族とはこういうものだという前提や在り方など、根本的な価値観も「同じ」だと勝手に思い込んでしまっていたのが、長年たまこ夫婦の関係をおかしくしていた原因だったのかなと、今は思っています。
それこそ表面上だけ見れば、たまこ夫婦もしょっちゅうケンカをしては仲直りを繰り返しているので、側から見れば夫両親の関係と同じように見えると思うし、夫自身もそう思って軽く考えていたんじゃないかと。
でも前回もお話しましたが、たまこの方は内心では夫婦喧嘩になるたびにこの世の終わりのような、自分の居場所を脅かされる恐怖と不安を味わってる訳です(笑)。
そしてたまこはきっと夫も同じ思いをしてまで喧嘩してるんだろうから、今度こそ離婚かも。
、、と勝手に想像しては、相手の次の出方に怯える日々でした。
(あるいは、いっそたまこから離婚してやる!みたいな。極端な思考はメンヘラあるあるですねぇ)
一方、夫の方はまさかたまこが毎回の喧嘩でそこまで思い詰めて苦しんでるなんて夢にも思ってないので、何日か経てば機嫌も直るだろう、、くらいにしか思ってない訳です。
それにしても、この繰り返しは20年近く続いていて、たまこの取り乱し方はさすがに尋常じゃないと普通の人なら気付きそうなものですが、たまこ夫は底抜けに楽観的な性格に加えて非常に鈍感な人間なので、それが夫婦喧嘩においては全て良くない方へ作用していた、、としか言いようがないです。
(もちろん、彼の長所でもありますが)
とにかく、水面下では1人だけ夫両親の夫婦喧嘩とは全く違う精神状態でケンカを繰り返し続けてしまった結果、たまこは身も心もボロボロに疲れ切ってしまいました。
たまこ的には断捨離もして家は綺麗になったし、無駄遣いをやめて貯金もできるようになった。
夫の仕事は順調だし、たまこは苦手な家事も頑張って、体力無いなりに工夫して回せている。
、、それなのに。
些細なことから始まる大喧嘩が、なぜいまだに頻発してしまうのか?
そこだけが、どうしても解決できない壁としてたまこを苦しめてきました。
これがつい、去年くらいまでの話です。
それでもとにかくどうにかしたくて、心の仕組みについての本やブログを読み、学んだことでできる事は行動に移すようにして、本当に少しずつですが改善へ向かっているなぁと実感できた事は、「親とのこと」「夫婦のこと」というカテゴリーで今までもブログで記事にしてきました。
ところでこんなふうに書くと、やたら「〇〇アドバイザー、〇〇カウンセラー」的なブログの方からいいねやフォローが来るのですが、たまこの場合はそういう講座を受けるつもりは今のところ、、無いですと、お伝えしておきます(笑)。
でも、いろんな方のブログ記事は参考にさせていただいているので、別に良いんですけどね。
誰かのアドバイスや経験談は、あくまでも参考にしかならなくて、結局は自分はどうなりたいのか?どうしたいのか?は時間がかかっても自分の頭で考える事でしかわからないものなんだと思ってて。
当たり前っちゃ、当たり前ですね。
でも、自分で考えた末に腑に落ちる、納得するという事と、よく言われている事を鵜呑みにして無理矢理納得したり、思い込もうとする事がごっちゃになってる事って、結構あるんじゃないかと思うんです。
例えば、夫婦円満の秘訣は夫を褒める事、、とか、感謝しましょう、、とか(笑)。
もちろんそれは間違いではないし、たまこも今はその通りだと思っていますけど、無理矢理思い込むだけじゃ、、やっぱりダメなんですねー。
結論から言えば、現在では大喧嘩の壁は乗り越えたと思っていますが、たまこなんかそれを考えてある程度形になる結論を出すまでに、夫婦としては20年、自分の人生としては47年以上かかったという事になりますから、遅っっ!!!て感じですよね(笑)。
それでもとにかくたまこはなんとか、ここまで来れた。
そのブレイクスルー的な思考がまず、「お互いの両親のケンカの意味、引いては夫婦、家族の在り方の認識が、たまこと夫では全く異なる」という事をきちんと理解するという所からだったのは、間違いないと思います。
別の言い方をすれば、親ガチャ当たりの夫と、ハズレのたまこの組み合わせじゃないと、この気付きには至らなかっただろうという事です。
そして普通は無意識のうちに親ガチャ当たりは当たり同士、ハズレはハズレ同士でくっ付くんだろうなー、、という事も今ならうっすらですが、わかるというか。
今ではたまこと夫でお互いに、「こんなに見えている世界が違っていたのだ」と日々認識し合い、その度に20年この状態だったのかとビビりまくっていますけど(笑)。
それまでは全く異なる世界観なのに「同じものを見ている(はず)」とお互い無理矢理思い込んで、そのズレを見て見ぬフリをし続けてきたんだね、、と話し合う事が増えました。
その具体的な内容については、また長くなりましたので次回の記事でお話したいと思います。
おまけ。
畑で採れた、春キャベツからの、、
茹でキャベツ。
毎回あまりの鮮やかさに、食品サンプルみたい〜!と完全に本末転倒な事を考えながら、茹でています(笑)。
茹でキャベツはこの後ロールキャベツにしましたが、そのまま適当に刻んで鰹節とポン酢で食べても美味です。
ではまた!