こんにちは、たまこです。


先日、ちょっとした用事があって夫実家に寄った時、夫父からこれを預かったんです。


鉄瓶、、です。

奥に写ってる箱に入ってました。

なんでも昔誰かから貰ったものだとかで、ずっと押し入れの中にあったそうで。


使えば良いのに、と言ったら中も外もかなり錆びてしまっていて、このままでは使えないと。


確かにまあ、、錆びてますね。


じゃあたまこがサビ落としをしてみてもいいですか?と預かってきた訳です。


ネットで調べてみたら、中のサビは柔らかいブラシなどでこすった後、8分目くらいまで水を入れて煎茶を沸かして10時間ほど置く。

、、と書いてありました。

お茶のタンニンという成分が、赤サビと反応して黒くなるらしいです。


サビ自体は酸化した鉄分ですから、多少錆びたままお湯を沸かして飲んでいても体に悪い訳ではないそうなのですが、単純に沸かしたお湯が赤サビの味がすると美味しくないですよね、、。

ですから、お茶と反応させてサビ臭さを消すという事らしいです。

なんか、理科の実験みたいですねー。


さてさて、お茶を沸かして置いている間に、外側のサビを落としていきましょうか。

外側は、「椿油を歯ブラシにつけて、こすると良い」と書いてあるサイトを見つけました。


ふむふむ、我が家には椿油はないですが、、


木製家具のメンテナンス用の荏油(えあぶら)がありますので、これでやってみる事にしますね。


食用ではないけど、外側だけだから大丈夫でしょう(笑)。


中のお茶が冷めてきたタイミングで、歯ブラシに油を付けて外側をこすってみると、、。

おお!しっとりして良い感じじゃないですか?


できましたー。

油をすり込んだ後、固く絞った濡れ布巾で拭き上げました。

真っ黒ではなくて茶色っぽさは残っていますが、持ち手の部分を見るともともと茶色の加工がされた鉄瓶だったのかも?と思ったり。


改めて、ビフォー↑と比べると、しっとりツヤが出て、現役復帰感がありませんか?(笑)

これから毎日使うたびに拭いてあげれば、もっとツヤツヤしてくるはず。


丸くてコロンとした形とひょうたんの柄が、どことなくユーモラスで、カッコいいというよりはカワイイ感じかな。


小さく「山川」と刻印がしてあったので検索してみたら、新潟県に「山川堂」という鋳物メーカーがあったようですが、そこはどちらかと言うと銅製品がメインだったみたいです。

たまこが調べられたのは、ここまで。


縁あって夫実家に来た鉄瓶でしょうから、もうしばらく我が家で面倒を見て、使うなら実家にお返ししようと思います。

使わないなら、、貰います(笑)。


実は、たまこ実家にも錆びた古道具が結構あるので、いずれ使える物は貰い受けたいと思っていたんですよね。

今回はそれらをお手入れして復活させる、良い練習になったので、良かったです。


(個人的には、こういうのが好みかなー)


ではまた!