こんにちは、たまこです。
読書の秋、、ということで、2冊の本を読み終えました。
2013年に出版されたベストセラー、「嫌われる勇気」と、その3年後に続編として出版された「幸せになる勇気」です。
ベストセラーなので今さら、、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この2冊はアドラー心理学について「哲人」と「青年」の対話形式で書かれている本です。
とても読みやすかったですし、ベストセラーになるのも納得できる、とても素晴らしい内容だったと思います。
それなのに今まで読む気になれなかったのは、サブタイトルに「自己啓発の源流」という言葉があったからというのと、自分ではすでに「嫌われる勇気は持っている」と思っていたから、、です(笑)。
ではなぜ、サブタイトルが気に入らなかったかと言いますと、それは完全にたまこの中での思い込みなのですが、「自己啓発=うさんくさいもの」というイメージがあったからです。
今でこそ、自己啓発という言葉は一般的になったような気がしますが、一昔前はそれこそ怪しげな宗教と同じくくりと言いますか、、良くて「意識高い系の人が読んだりやったりしてるモノ」という感じでしょうか(あくまでも、たまこのイメージです)。
ですから、逆にタイトルに「自己啓発」の文字が無くて「アドラー心理学」とだけ書かれていたら、たまこはもっと早く読んでたかも、、です。
心理学や哲学は好きなので、その分野の本はそれなりに読んだりしてましたからね。
でも、今は自己啓発だろうと哲学だろうと、たまこにとって常に知りたい事、考えたい事のダントツトップは自分にとってのEASYLIFE、そして幸せな人生への道しるべが欲しいという一点なんです。
(だからといって、闇雲に何かを信じたい!という訳ではないですよ 笑)
ブログタイトルのEASYLIFEのEASYという単語は、安易という意味合いが強いですが、たまこ的には「簡単で、シンプル」という意味の方を意識しています。
それは、たまこ自身が今まで人生を複雑で困難なものとして認識していて、だからこそシンプルな生き方を求め、試行錯誤してきたという経緯があるからです。
断捨離などはその一環だった訳ですが。
確かに身の回りが片付いてスッキリする事で、シンプルな暮らしに近づいたという実感はありましたが、たまこの実感としては、すでに残念ながら暮らしがシンプル=人生がシンプル、、という訳ではない。という結論に至りました。
それはなぜだろう?とずっと考えてきたのですが、たまこが抱えてきた人生の難しさとは、人間関係の難しさ、、もっと突き詰めて言えば、「母娘関係」と「夫婦関係」が上手くいかないから。という事に、たどり着いてしまいました。
つまり逆に言えば、母娘関係と夫婦関係の改善をしなければ、たまこの人生に幸せは来ないという事になります(笑)。
そして、その困難な問いに対する答えがほぼ全て書かれていた、と感じたのが今回の2冊だったという訳です。
アドラー心理学では「人生の悩みの全ては、人間関係にある」と言い切っていて、更には「人生は限りなくシンプルであり、人間は誰でも変われるし、今日からでも幸せになれる」と書かれています。
おおっ!これこそがたまこが求めていた本ではないかっ!と思っちゃいますよね(笑)。
本の流れでも、アドラーの教えを語る「哲人」に対して、悩める青年が反発しつつも対話を通して理解を深めていき、ついには「よっしゃわかった!俺は変われる!幸せになれるんだ!」と目を輝かせて哲人の家を後にする所で終わります。
そして3年後の「幸せになる勇気」につながる訳ですが、その冒頭で3年ぶりに哲人の家を訪れた青年は、「この嘘つき!あんたに教わった通りやってみたけど、俺はちっとも変われないし、幸せにもなれないじゃないかっ!」とキレまくる所から始まってて、たまこはめっちゃ笑いました。
それもそのはず、アドラー心理学はアドラー本人も理解と実践が相当困難だろうと言ってたらしく、また誤った解釈が非常に多いがゆえに、アドラー心理学そのものを否定、批判する人も多いらしい、、のです。
ですからキレまくって反論してくる青年を、哲人は再び対話によって正しく導き直し、アドラーが目指したものを、我々も共に目指そうと語り合うところで2冊目のエンディングになります。
ザックリ言えば、哲人は本当の愛を知るために結婚してみなさい的な事を青年に勧める訳ですが、この終わり方だと3冊目が出るなら、「このヤロウ!信じて結婚したら、お前のせいで離婚したっつーの!」って青年が怒鳴り込んできそう、、なーんて不謹慎な妄想をしちゃいました(笑)。
でも、2冊目の終わりで哲人は「これでウチに来るのは最後にしてね」と釘を刺してるから、3冊目は無いと思われますが、、あ、一応怒鳴り込んでくるのが予想できるから言ってる訳じゃなくて、青年が今度こそアドラーの教えを理解しただろうから、という事になってましたけど(笑)。
まあ、こんなふざけた感想文書いちゃうと、たまこもおよそ難解なアドラー心理学を実践できそうもないと思われても仕方ないですね。
でも本当に感動したんですってば(笑)。
ですから、たまこなりにアドラーの教えで理解した事を実践していって、その結果どうなったのか?という事をこのブログで書いていけたらいいなと思っています。
この家で、夫と仲良く暮らしていく為に、、。
ではまた!