こんにちは、たまこです。


あっという間に11月ですねえ。

霜月なんだから、霜がおりる前にしなければ、、という事で、庭のオリーブの鉢植えを家の中に入れました。



写真では暗いですが、冬は窓際のここは陽当たりが良いので植物に譲るのがもったいないくらいのベストポジションです(笑)。

我が家のオリーブ、だいぶ大きくなりましたが外での冬越しは難しいかなと、、重くて面倒ですが、頑張って中に入れました。



さて、今日は断捨離のお話です。


たまこはBSで放送している断捨離の番組を毎週楽しみにしています。

放送は月曜日の夜8時なのですが、あえて録画して日中に観る事にしています。

理由は、観ると片付けや掃除がしたくなるから、です(笑)。


その効果はテキメンで、たまこの場合は番組がまだ途中なのにまずはラグにコロコロをかけはじめます。



それから、テレビを観ながらでも手が届くボビーワゴンの片付けや、テレビボードの収納部分を開けてみて、不要な物が入っていないかのチェックをはじめたり。


番組が終わったら、立たないとできない掃除機をかけたり、シンク磨きをしたり。

まぁとにかく掃除も片付けも、はかどることこの上なし(笑)。


そんな風になるのは、このブログでは何回かお話していますが、たまこも汚部屋出身で、数年前に一大決心して断捨離をしてから今の住まいに引っ越した経緯があり、「もう汚部屋には戻りたくない」という思いがわき上がるからなのかな、、と思っています。



(今日はハロウィンの飾りを片付けました、、)


今回の番組の断捨離依頼人の方もなかなかのツワモノでしたねー。

高齢で一人暮らしの女性なのですが、物が多くて片付けられないのに、捨てられない。近所に住む娘さんは安全な環境で暮らしてほしいから断捨離を勧めるのですが、物に執着が強すぎて頑なに捨てる事を拒むのでケンカになってしまう、、という良くあるパターンです(笑)。


でも、もちろん本人たちは笑い事ではなくて自分たちではどうにもならず、断捨離のやましたさんにお願いする訳ですね。

たまこは実の親の実家も全く問題がないとは言いませんが、どちらかと言うとヘルパー時代のお客様でこのようなパターンを嫌というほど経験しましたので、ヘルパー時代にこの番組やってたら本気で依頼したかったくらいです。


みなさん共通しているのは、口では「片付けなきゃね」と言うのですが、いざやろうとすると「それ、、高かったのよ」とか、「思い出があるから捨てられないわ」とか、とにかく捨てない。

まあ、片付けイコール捨てるではないので、きちんと定位置に片付けられてお手入れもできるなら捨てる必要はないのですが、それができないから散らかっていて汚部屋になる訳です。


それでもたまこも昔は「今は忙しいからできないだけ!本気でやればできるもん!」とか、「夫が片付けないからダメなんだよ!」と人のせい、環境のせいにばかりしていましたから、気持ちは良くわかるつもりです。


そして、今回の番組の依頼者と昔の自分が似ているなぁと思ったのは、理想の暮らしへの憧れはすごくあって、そのイメージに合わせて物は一生懸命集めるのですが、現実は物が溢れた汚部屋。

という理想と現実が全く噛み合わない状況になってしまう、、という事です。


今回の女性は「和」の古い物が好きで、それをセンスよく使いたいという気持ちが強い方でしたが、たまこも北欧食器大好きなので気持ちは本当に良くわかります。

でも、欲にまかせてアレもコレもと揃えてしまうと、収納場所がすぐに無くなるんですよね。

いくらセンスある素敵な小物や食器でも、ギチギチに仕舞い込んだり、床に積み上げたりして使わず、飾られる事もなければただのガラクタと同じ、、。

そして、服も本も以下同文(笑)。

その理想と現実のギャップを客観的に見る目がくもればくもるほど、ガラクタだらけの汚部屋になっていくように思います。


その悪循環から抜け出す方法はいろいろありますが、断捨離のやましたさんが言われる事と、たまこの経験から大きく分けると2つのポイントに絞られるようです。


まずはきちんと「空間的な把握」ができる事。

これは、例えば現実が8畳ワンルームなのに、4LDKに住むような家具や物は物理的に置けないよ、という事です。

聞けば本当に当たり前の事なのですが、大抵の方は適正量よりかなり多い物を詰め込もうとしてしまいます。


断捨離イコールとにかく捨てる、という誤解をしている方も多いようですが、それは住む空間に対してほとんどの方の持ち物が多すぎるからです。

多すぎるから捨てるしかない訳で、、。

極端なミニマリストの方以外は、自覚して生活しないとどうしても物が増えていく事が多いんですよね。

まあ、それだけ日本が豊かだという事なんでしょうけど、、。

ですから、たまこの場合はアパート時代はかなりの物を捨てる事になりましたが、今の家に引っ越してきてから購入し直した物も結構あります。

今の家も決して広くはないですが、アパートと一軒家ではやはり暮らし方や持ち物は変わって当然ですよね。


そしてもうひとつのポイントは、「自分の管理能力」を正しく把握する事。

簡単に言えば、掃除や片付けにどれだけ手間をかけられるか?という事です。

物を持つという事は、それだけメンテナンスに時間がかかるという事を若い頃のたまこは残念ながら理解できていませんでした。


例えば壁一面に棚を作ってたくさんのコレクションを飾りたいと思う方もいると思いますし、たまこもそんな部屋が良いなと思う時期もありましたが、、それができるのは毎日のようにホコリを払ったり、拭き掃除などができる「非常にマメ」な人だけ、という事には考えが及ばなかったんですね(トホホ)。


まあ、さすがにホコリまみれが長く続いてからは認めざるを得なくなりましたけど、雑貨だけに限らずとも、、

洗濯が嫌いなのに服をたくさん持てば洗濯物が山になる。

換気ができないのにクローゼットに服を詰め込めば、カビだらけになる。

洗い物が嫌いなのに食器や調理器具を増やせば、シンクがあふれる。


そんな当たり前の事が理解できず、100均で小物入れを山ほど買って、あふれた物を「分別」すれば片付けられるなどと思い込んで、片付けとは真逆の事をしていたりしたんですよね。

確かに分別も大事ですが、それは本当に必要な物をきちんと見極めてからの話です、、。


今の暮らしになってから感じた事は、掃除や片付けが苦手なたまこが持てる物の量って、本当に本当に少ないなぁという事です(笑)。

でも、逆に言えば適正量ならたまこにも物の管理はできる、つまり綺麗をキープできるという事なんですよね。


たまこが断捨離に取り組んだのは30代後半でしたけど、それまでも自分なりに片付けたいとは思いつつ、全然うまくできなくて、、もう自分は一生汚部屋住人なんじゃないかと諦めかけた事も何度もありました。

でも、今は少ないながらも本当にお気に入りの物たちに囲まれた、綺麗キープ生活ができていますので、諦めないで本当に良かったと思っています、、というお話でした。


(今のたまこが管理できる精一杯。笑)


全部一気には難しいですけど、ヤケを起こさず少しずつ取り組めば、きっと片付けられる日は来ますよーと言いたいです。

ではまた!