こんにちは、たまこです。


今回は、Pチャレの記事です。


【Pチャレンジとは?】

禁酒を意味するprohibitionの頭文字を取った、たまこの造語。

禁酒、断酒という語感がガチ過ぎて怖いからソフトに聞こえるようにしたかっただけで、普通に禁酒にチャレンジする事であります。



さて、、。

Pチャレに取り組んでからまだ12日目ですが、25年以上ほぼ毎日お酒を飲み続けてきたたまこにとっては、酔いがない日常というのがとても新鮮です。


お酒が好きという方に、理由を聞くと、かなりの確率で、

「ストレス解消になるから」

という答えが返ってきます。


もっとストレートに、

「飲まなきゃやってらんない」

的な事を言う人もいますね。


たまこもそういう気持ちはすごくよくわかります(笑)。

なんというか、「飲まなきゃやってらんない」ってセリフは、日々のあれこれに対するやさぐれた気持ちに非常にフィットするんですよね。


では実際、お酒を飲むと憂さ晴らしやストレス解消ができるんでしょうか?

これは、お酒を飲む人はもう答えはわかっていると思います。


お酒を飲んで酔っ払っても、ストレスが「消える」事はありません。

酔う事で、ストレスを一時的に感じなくしているだけですね。

酔いが醒めたら、ストレスはまた復活します(笑)。

ただし、軽いストレスなら時間を置く事で消える事もありますから、お酒でストレスが解消されたと勘違いする事はあるかもしれません。

でもそれは、お酒の効果ではなく「時間」の効果なんですね。


それから、飲み会でワイワイ騒げばストレス解消してスッキリする!という方もいると思いますが、それは気の合う人と好きな事を語り合い、愚痴を聞いてもらう事によってストレスが解消されているからであって、これも実際にはお酒は関係ないと思います。


その証拠に、接待する側の飲み会は楽しいどころか逆にストレスが溜まる事は、ある程度社会人経験がある方ならご存知のはずです。

お酒自体にストレス解消効果があるなら、誰とどこで飲もうが、飲めばスッキリ晴れ晴れするはず、、ですよね。


このように、冷静に考えてみれば、お酒とストレス解消は関係ない事は明らかなのに、いつの間にかストレスを感じると

「お酒飲みたい!酒持ってこい!」(笑)

と飲酒欲求に繋がる状態になってしまう。


これがお酒の良くない面なんだろうなぁと思います。

こうなると、ストレス解消にはお酒が必要で、お酒がないと毎日が乗り切れないと思い込んでしまう訳ですね。

これが、

「飲まなきゃやってらんない」

の正体です(笑)。


でも、お酒を飲む人全員がこの状態になるわけではないんですよね。

普通に適度にお酒と付き合い、楽しんでいる人もいる訳で、、。


その違いは何だろう?と考えてみたんですが、

「飲まなきゃやってらんない」的な考え方になりがちな人は、基本的に

「人生とは、辛く苦しいものである」

と思ってるんじゃないのかな、と考えました。


あ、これが正しいという意味ではなくて、あくまでも一つの意見という事でお願いしますね(笑)。


それで、どうして自分がそんな考え方になったのかな?とよく考えてみたら、以前の記事でも何度かお話しましたが、たまこの母親がそういう考え方の人で、何かあるたびに

「人生は、つらいもの。人生は、苦しくて当たり前。

人は、苦労して、我慢してナンボ。」

と、繰り返し繰り返し呪文のようにたまこに言い聞かせてきたからなんですね。


若い頃はそんな母親に反発しまくって、

「お母さんみたいには絶対ならない」

と思っていたはずなのに、いつのまにか

「人生とは、自分の思い通りにならないもの。辛い事が多くて当たり前。我慢していれば、たまには良い事もあるかな」

みたいな、母親のコピー人間みたいな考え方になっていたという(笑)。

それに気づいた時は、ビックリというか、呆然としましたねぇ。


そう言えば、たまこ母はお酒を憎んでいました。

なぜなら、たまこ父が大酒飲みで、毎晩泥酔しては暴言を吐き、休みの日も昼から隠れて飲むような、全く家庭を顧みない人だったからです。


毎晩、ビールの缶を開ける音を聞くたびに、

「また1本開けた、、また、、ああ、嫌だ。この音を聞くと、心臓が痛い」

と「忌々(いまいま)しい」顔というお手本があるなら、こういう顔なんだろうなー。という歪んだ表情で毎晩つぶやいている母親を見ながら、たまこは育ちました。

(父はビールなら毎日10本くらいは飲む人だったので、毎日5回はそれを聞かされるような感じです。5本目くらいから母親の目が三角になるイメージ 笑)


普通なら、そういう家庭に育てば「絶対お酒は飲まない」という反面教師になりそうなもんですけど、たまこは立派な大酒飲みになりました(笑)。


それは、家庭を顧みない父も嫌いでしたが、それをどうする事もできずに、呪いの言葉を吐くしかできない母親はもっと嫌いだったからなんだと思います。

そして、父が家族を犠牲にしてまで飲みたいと思う「酒」とは一体、どういうものなんだろう?

という興味というか、好奇心のようなものがたまこにあって、自分も酒を飲み始めた感じです。


たまこが一番恐れていたのは、酒飲みをなじりながら何もできない、そして祖母の介護を全てやりながら外でも働かなければならない、母親のような大人になる事でした。

だから、酒飲みの側に行ってしまえば、それは回避できると無意識のうちに考えていたんだと思います。


でも、みなさんはおわかりだと思いますが、酒飲みをなじる側の人間と、なじられながらも酒を飲む側の人間の二択しかないって考えるのが、そもそもおかしいんですよね(笑)。


世の中には、もちろん楽しくお酒を飲む人生を送るという選択肢もありますし、お酒を飲まなくてもめっちゃ楽しい人生という選択肢もあります。


たまこは子供の頃の思い出にとらわれ過ぎて、人生を常に悲観的に考えるクセが付いていた(刷り込まれていた)んだな、、。

という事に、やっと気付く事ができたような気がします。


そして、悲観的な人生の憂さ晴らしの手段として飲んでいたはずのお酒が、いつの間にか「毎日飲む事そのものが目的」にすり替わっていて、その理由は後付けでも何でも良くなってしまっている、、。

というのがお酒の怖いところかなと思うんです。


そこまで考えると、父には父なりの「飲まずにはいられなかった理由」があるんだろう。

母には母なりの「何も出来なかった理由」があるんだろう。

たまこに刷り込まれた人生観や価値観も、たまこを不幸にするために教えた訳じゃない、むしろ良かれと思っていたんだろう、、。

そして、たまこはたまこなりにやってきたつもりだったけど、いつの間にか毎日お酒を飲む事にとらわれ過ぎてしまっていたんだなぁ、、と1人ずつの人生として、やっと切り離して認識できるようになった感じです。



お酒とストレス解消についての話に戻りますが、たまこがお酒とストレス解消は無関係だと今なら言い切れると考える根拠は、今のたまこの環境が「これ以上外的ストレスを感じようがない」から、、なんです。


マイホームに夫と2人暮らし、畑の中の一軒家でご近所トラブルも一切なし。

専業主婦で、仕事のストレスもない、、とくれば、これでストレスあるんなら、どう考えてもたまこに原因があるとしか思えない(笑)。


この状況でもまだ、

「飲まなきゃやってらんない」

と思うなら、おそらく何をしてもやってらんないと思われ(笑)。

幸いな事に、今のところは

「飲まなくてもやってられる」

たまこみたいです。



昨日の買い出しで見つけた、ビネガードリンク「美酢」(ミチョと読むらしいです)。


お酒の代わりという訳ではありませんが、炭酸水とお茶ばかりでは味気ないような気がしてきたので、試しに買ってみました。

コストコなどで買えるとブログで見た事ありますが、今は普通にスーパーでも買えるようになったみたいですね。

たまこはザクロ味にしてみました。


美容に良いかはまだわかりませんが(笑)、炭酸水で割ると甘過ぎなくて美味しいです。


まあ、お酢もアルコールから作られますからね、親戚みたいなもんです(笑)。



今日の考察はここまでです。

ミチョを飲みながらもう少し考えてみます(笑)。


ではまた!