野島は生きている | 横浜市金沢公会堂

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金沢公会堂がみなさまに語りかけるブログです。
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金沢公会堂は野島と深い関係があります。

金沢公会堂の講堂は「野島」と呼びます。

和室は「乙舳」などすべての部屋に

金沢八景の地名が配されているのです。

Yocco18金沢ふみ

その後ろにあるのが

講堂入口、ホワイエにあるふすま絵です。

大きな山が見えますね。それが野島です。

 

 

野島は生きている。

森は生きている。

山は生きている。

最近、そのような感を深めています。

 

金沢シーサイドラインから見えた野島。

 

 

金沢シーサイドラインからもうひとつ。

車窓から見えた金沢八景大橋です。

八景島駅から八景島シーパラダイスへ

向かうとき、みなさんここを渡りますよね?

橋の向こうに見えているのが野島です。

ラブリー野島。野島は生きている。

リビング野島。野島を生きている。

 

 

 

野島の掩体壕。「えんたいごう」と言われます。

防空壕ではないのか。

これ、戦闘機を敵国の空襲から守るため

掘られたトンネルなのだそうです。

これは東側(海側)。

野島の山の東と西を貫通しているそうです。

お口を不気味に開けているように見えます。

実際は使用されることなく、終戦を迎えたのだとか。

この掩体壕のまわりはバーベキュー場になっており

みなさん楽しそうにBBQを楽しんでおられました。

 

その近くにこの掩体壕が

ぽっかり黒い口を開けている。

ここに野島の陰影を感じますね。

 

 

戦争の記憶がどんどん薄れゆく。

しかしながら野島は生き続ける。

トンビの鳴き声も響いて聞こえてきます。

戦争なんて本当にあったのだろうか

とさえ思えてきます。

 

 

 

野島にある野島稲荷神社。

13世紀にはすでにあったと云われます。

 

 

 

野島と言えば旧伊藤博文金沢別邸があります。

八景島シーパラダイスが縁側から見えました。

伊藤博文はこのような景色を見ていないでしょうね。

でも景勝地としての金沢を

気に入ってくれていたのでしょうね。

 

 

 

金沢シーサイドラインで

野島から少しずつ遠ざかっていきます。

また会おう、NO・JI・MA

 

11月20日まで金沢八景沖に

南極観測船・砕氷船しらせが停泊していました。

八景島客船ターミナル付近から見ることができました。

 

 

 

今はどこにいるのかな?

マリントラフィックというアプリでわかります。

「しらせ」は伊豆諸島・大島近海にいるようです。

きのうから動いていないので停泊しているのかな?

オーストラリアに補給のために寄港せず

直接、南極へ向かうのは今回がはじめてなのだとか。

航程はわかりませんが12月末には南極に到着予定。

来年2月には横須賀港に戻ってくるようです。

任務を終え、無事の寄港を祈りたいと思います。