▶︎取り返す。 | 02 山本香子

02 山本香子

ミス・クマモトファイナリスト


過去のことを言っても仕方がないですが
わたしは、人生を変えてしまった、
と言ってもいいほどの悔しい思いをしたことがあります。

それは中学生の時でした。

わたしは吹奏楽部に所属し、

3歳からクラシックバレエを習っていました。

運動をするのも大好きでした。

陸上なんて未経験だった私ですが

足が早かったため
小学生からずっと7年間体育祭ではリレー選手。学年女子で1.2を争う速さでした。


そのため吹奏楽部でしたが
陸上の中体連に呼ばれました。

夏休みの本当に苦しい練習の始まり。
しかしおかげでタイムは1秒縮まりました。

朝6:00からの練習

そして部活に行き、
15:00から3時間の塾の講義を受け、
そこからバレエで
約2時間のレッスンをこなす毎日。



今思えば相当きつかったと思います。


ですが、その時の私はそれが当たり前で
弱音なんて一切吐いていませんでした。
無我夢中でした


そんな時の陸上の練習で私はバトンを渡す直前、転びました。


昔からよく転ぶことはあったけれど

今回は違ったのです。


左膝は次第に腫れ上がり、バレエをしている最中激痛が走り、歩くだけでも痛みを感じていました。


大きな注射器2本分の水が膝から取れました。



軟骨損傷。



わたしは手術を受け、
バレエはもちろん、体育の授業、階段を上る行為、はダメ。歩くのですら控えて、というドクターストップを受けました。



運動が大好きで
10年間続けたバレエは水の泡に。


入院した1週間だけで5キロも太りました。


そこからわたしはどんどん太りました。

運動をする大切さ、本当に身にしみて感じた日々でした。

約1年間運動はできないまま、バレエも辞めざるを得ませんでした。


いままでで1番、どん底に落ちたと思います。


その1年間
わたしは15キロも太りました。




この時の足の細さ、腕の細さ、全てにおいて
返して、って気持ちでいっぱいなんです。

いっぱいだったんです。

自分の体がそうなってしまったから
太ったのは自分の責任。

でも怪我もせず、ドクターストップもなければ
わたしはこんな今のだらしない体には
なってなかった、絶対。そう思います。




今の自分と向き合わなければなりません。


ファイナル大会までこの時の体重に戻すのは
正直難しいです。

痩せることって本当に難しいです。


だけどわたしは心に決めています。


ファイナル大会が終わっても
結果がどうであれ、わたしは自分を高め
磨き続けると。


この時の苦しみは一生忘れません。
思い出すだけで心が痛いです。本当に痛い。


こんな過去がありました。

言ってもどうしようもないですが、、😞


 取り返します。




この悔いを晴らします。


ファイナリストナンバー2
山本香子でした💪