こんばんは!ぽんぽんです!
今回は『くるり~誰が私に恋をした?~最終回』です。
はーーー・・・
ついに終わってしまいました
思えば、チェイサーゲームW(以下、CGW)が終わって、その後
CGW関連雑誌販売、ファンイベントなどがあり、どうにかこうにかロスにならず済んでいましたが、
一連のイベントがすべて終わり、ぽんぽんはこの後どうなるんだろうと、恐れおののいていました。
こんなおびえるぽんぽんを救ってくれたのは、『くるり~誰が私に恋をした?~』でした!
・・・いや、なんか、恋人と別れて、寂しさしのぎに、別の人と付き合う的な、
そういう存在みたいな書き方してしまって、ごめんなさい。
決してそういうつもりではありません
本当に、素晴らしいドラマでした。
この5年間くらいのぽんぽんベスト10に必ず入ります。このドラマ。
本当に素晴らしかったです。
あ、前置き長いですね。
では、さっそく感想へ、いっちゃいますね。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ざっくりあらすじ:
公太郎(瀬戸康史さん)から、まことには律がいるからもう大丈夫だね、
元カレだなんて、余計な事した・・・なんて優しく微笑みながら、
まこととはもう会わない、
というようなことを告げられ、お別れします。。。去り際に涙が出てくるまこと。
(う゛う゛う゛う゛う゛wwwwwwそれでいいのかぁーーー?!まことぉぉぉぉ!!!
好き合っているのに別れるなんておかしいよwwwwwww!!)
まこと(生実愛瑠さん)は律(宮世琉弥さん)と付き合うものの、
“律が求めるまこと像”で律と向き合っていることに気が付きます。
意を決して、律に別れを告げるのでした・・・。
公太郎がプレゼントしてくれたジンチョウゲの花の香がするろうそくに火を灯すまこと。
香りをかいで、ジンチョウゲの香がする公園で
父親と別れた日のことも思い出すのでした
そして、公太郎と一緒にジンチョウゲの香りがする公園で
ブランコに乗りながら話をしたことも思い出します。
事故にあった日のことだけは思い出せないまこと。
思い出したくて事故現場の神社に向かいます・・・。
まことと話がしたい朝日はまことに連絡し、
まことが神社にいることを知り、朝日も神社に行き、そして・・・。
ぐはーーーーー!
こ、こ、こ、ここまでしか、あらすじ書けませんっ!
TverやUーNEXTでぜひ、本編を見ていただきたく存じます!
最終回、ぽんぽんの心にこのドラマが刺さったポイントがいくつかあって。
本当の自分を探したけど、そんなものはなくって、ていうまことのセリフ。
そうなんですよ。本当の自分なんて、たくさんあるんですよ。
心理学の話になるんですけど、ジョハリの窓。
“自分”は4つに分類されるんですね。
①みんなが知っている自分、②自分しか知らない自分、③みんなしか知らない自分、④みんなも自分も知らない自分。
(図が書けなくてごめんなさい)
①~④ぜーんぶ自分なんです。そして、①~④が自分が好きでも、嫌でも全部自分。
そして、過去の自分も、今の自分も、未来の自分も。
それは変わっていくものかもしれないし、
変わらないかもしれない。
ぽんぽんの拡大解釈かもしれないけど、
最終回で
いろんな顔を持つ自分を受け止めて、これから先、生きていくぞ、
というまことの意気込みを感じました。
そして、“自分”は、いろんな顔を持つんだけど、
記憶をなくす前も後も、まことは公太郎を選びました。
ここに真実の愛を見ました
真実の愛・・・
真実の愛です!!!←聞こえとるがな、2回も言うな
どんな自分であろうとも、今も昔も、好きなのは公太郎なんです。
一緒にいて自然でいられるのは公太郎なんです。
おそらく、公太郎も、まことの色んな顔を見たと思うんですよ。
記憶をなくす前も後も知っているし。告白もされてるし。振っちゃったけど。
公太郎は全部受け止めたんでしょうね
あとは、公園のシーンですね。
思い出しただけでも涙が出てきます。
ジンチョウゲの香りで、公園での父との別れ、公太郎との会話を思い出し・・・。
父と別れた時にジンチョウゲの香りがしていたので、
この香りをかぐと寂しい、不安な気持ちになるのです。体験と香りがリンクしているんですね。
公太郎にはジンチョウゲの香りをかぐと寂しく、不安になる、こんなの変だよね?と話します。
公太郎は「変じゃないよ。花を見て美しいと思うのも、
美味そうと思うのも、寂しいと思うのも自由だよ。寂しくて、いい匂い」と言葉を返します。
まことは「自由かぁ。寂しくていい匂い」
さみしそうだから、家まで送るよ、と言ってまことを公太郎はマンションの前まで送りました(優しい・・・)。
自由。
この時に
ジンチョウゲの香りは不安、寂しい、だけでなく、自由、いい匂いというポジティブな感情が足されたのです。
そして、まことの心は自由になれました。
毒母の呪縛、周りに嫌われないようにひたすら自分を隠して生きてきたまことが、
解放された瞬間だったのではないでしょうか
公太郎にはさらけ出して良いと思ったんでしょうね。
はーーーーー。泣いたわ・・・。
そのあと、振られちゃうんだけど、
ぽんぽんが思うに、あの時は公太郎は幼馴染につらい思いをさせていたから、自分は幸せになっちゃいけないって
思っていたと思うのです。だから、少し気持ちがあったけど、振ったんじゃないかな・・・。
あの頃の公太郎も他人に心開いていなかったと思うから。まことと何か似た空気を感じていたんじゃないかな。
何とも思っていない人に優しくできるかな。
できないよね、そうだよね。そうだよね。
あとは、公園での千草さんとの会話のシーンですね。
千草さんがまことに「私は忘れちゃうの」と記憶障害のことを話し、
「幸せなことばかりじゃなくて、楽しかったことも辛かったことも、今は全部その記憶が愛おしい」
と詩人のあいだみつをみたいな、ポエムみたいなセリフのやりとりがあるんですね。
ぽんぽんはもう号泣でしたよ。本当に号泣。
はーーーー。ぽんぽんは辛いこと全部忘れたくなるけど、そんな中でも、辛い体験の中にも頑張った自分もいるわけで。
無かったことにしちゃったら、その時の自分が可哀そうだよな。とか思ってみてましたよ。
はーーー。止まらないわ、感想が。
とにかく、ただのラブコメではなかったです。
サスペンス要素も真新しい要素だったんだけど、
ここに、自分とは?というテーマが含まれていて、
それって、すごく哲学的で、普遍的なテーマだと思うんです。
たくさんの人に当てはまるテーマだと思います。
こんな深いテーマがありつつ、決して説明的にならず、
ポエムのようなセリフのやり取りが全編にわたりありまして、視聴者に考えさせる脚本。
すべてを見せすぎず、行間をある程度よむ必要があるので、視聴者が考察したくなる脚本。
すべてのキャストがドはまり。
特に瀬戸さんの色気が駄々洩れ。
主題歌も物語を象徴するかのような歌詞とキャッチーなメロディ。
思わず踊りたくなるような曲。ぽんぽんは踊りました(いらない情報)。
これ、完璧なドラマでしたよ。
いや、かなり画期的なドラマでしたね。
このドラマに関わった方々すべてに感謝です。
素晴らしいドラマありがとうございました