こんばんは!ぽんぽんです。

今回は『くるり~誰が私に恋をした?~』第1話、2話一挙感想です。

ネタばれ注意です。

では、さっそく!

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ざっくりあらすじ:

誰かに追われるにして神社を駆けるまこと(生見愛瑠さん)。神社の階段から足を滑らして頭を打って、

緊急搬送されます。目が覚めると病院のベッド。

記憶を無くしたまことの手元にあったのは、持ち物のスマホと小さい小箱(男性用の指輪が入っていました)。

入院先には同僚と名乗る朝日(神尾楓珠さん)が訪ねてきます。

入院先に見舞いに来た自称元カレの公太郎(瀬戸康史さん)を記憶がないので完全スルーしますが、

まことを心配して道端で声を掛けます。困ったときは元カレのよしみで何でも言ってくれ、という公太郎。

そんなわけで、何かというと、公太郎のフラワーショップを訪ねては愚痴る、という日々になります。

たまたま公園で出くわして一目ぼれしましたとか言ってきた律(宮世琉弥さん)がしつこくまことにかかわります。

 

仕事に復帰したまことは、

今までの仕事とは別の仕事を任されて、そのまま解雇されずに勤務します。

仕事する中で、女性同僚に自分がどんな人だったのかを聞きますが、どれも表面的なことばかり。

壊れたスマホを直してインスタを開いても無味乾燥なランチの写真が載っているだけ。

家に帰った際はミニマリストというくらいになんもない部屋でした。

仕事を続ける中で、おしゃれなフォーマル服で出勤し、男性社員の注目を集め、

セクハラされようものなら抵抗し、

ミーティングでは意見を言って、派遣に正社員が仕事を押し付けようものなら、

私も手伝いますと言って手伝います。

そんな姿を見て、他の正社員女性たちは疎ましく思います。

記憶をなくす前のまことと親しかった朝日はそんな周りの変化を心配し、

あまり目立たない方がいいと助言します。昔のまことはうまく流してたちまわっていた、と。

自分の思うことをして立ち振る舞うことがいけなくて、

記憶をなくす前は嫌われないように目立たないように生きていた自分はなんなのだ、と朝日にぶつけますが、

それはその時に生きていたまことの努力だ、と朝日は言います。

そんなに自分を殺して生きていたのか、と知り、記憶をなくす前の自分を知ることが間違っているのか、と悩み、

精神科のクリニックを訪ね、受付の女性(片平なぎささん)におしゃれな服を褒められて涙を流すまことでした・・・。

結局、本来の自分を出せないことに納得いかず、派遣社員さんをかばい、会社を退職します。

とはいえ、記憶をなくして自分の得意なこともわからん状態。

朝日に付き合ってもらって、カラオケやら卓球やらいろいろやってみますが、自分の得意なことはわからぬまま。

それどころかできない自分ばかりで落ち込みます。

そんな中、またもや受付の女性に「短所を好きになるのが自分をすきになること」とサラっと助言されるのでした。

公太郎の仕事を少し手伝ったり、公太郎の話を聞いていくうちに、ヒントを見出します。

次の仕事に選んだのは、持ち物の指輪を作ったジュエリー店でした。

無くてはならないものではないけど、人の心に必要なもの、そんなところにひかれたようです。

とまあ、こんな感じで話が進みますが、

2話のラストではまことが足を踏み外した神社の階段で、

公太郎と朝日が出くわすのでした。

 

はい。ざっくりじゃなかったですね。

いやあ、この話、ラブコメじゃないじゃん(笑)

えと、ですね。ラブコメ&ミステリーですね。いや、ヒューマンドラマでもあるか。

関わる3人の男がなんか、全部怪しく見えてきちゃって(-_-;)

どう考えても公太郎が本命のような気がするけど、2話のラスト、あれ、なんだろうな・・・。

でもな・・・。公太郎って、すごく良い話してくれるんですよね。その影響でジュエリー店で仕事するってなったし。

あとは、自分探しのドラマなんですよ。自分とはいったい何なのか。

会社で自分をさらしだして、それがいけなくて、落ち込んでいた時に、

クリニックの受付の人(片平なぎささん)に服を褒められて、のシーン。ぽんぽん号泣してしまいました。

本来は褒めてほしいじゃないですか。だって超似合っているし、TPOにあっている服なんですよ。

それを疎まれる、影口たたかれるって。。。どーいうことだよ。世の中。

しかも、まことには身近に家族がいなくてですね、孤独なんですよ。

ほめてくれる家族も身近な存在もいない中で、、、

こんな疎まれが、、、毎日積み重なると、目立たないように目立たないようにっていうスキルが高くなって、

いつの間にか自分がなくなりますよねえーん

それがうまく表現されていた場面だと思いました。

そんでまた、片平なぎささんの声かけの仕方がすごく優しくて、お母さんみたいで、今思い出しただけでも泣けてきます。

誰が指輪の相手なのか、追いかけてきたのは誰なのか、っていうのも縦軸としてはあるものの、

自分らしさを探す旅、みたいなドラマで、非常に面白いですし、とっても心に刺さります。