ビジネス備忘録:15
人のせいにした瞬間、成長がとまる。
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■他責精神が、
骨の髄までしみ込んだ人に言っても仕方ないので、
せめて若いビジネスマンに伝えたいことがあります。
それは、「人のせいにするな。」
という、幼稚園児でも、わかっていることです。
■これまで10年以上、
ビジネスの現場に携わっていたので、
ハッキリといえることなのですが、
自分にとって、
【想定外のこと、気に入らないこと、失敗をしたこと】
これらの事態はビジネスにおいて、不可避です。
というより、人生において、
これらの事態が不可避なのは、
社会人経験者でなくても、わかりきっていること。
にもかかわらず、
【想定外のこと、気に入らないこと、失敗をしたこと】
これらに遭遇したとき、
他人の責任にする人がなんと多いことか。
■特に、多いのは、
「正しいけど、正しくないこと」を振りかざす人。
この間もこのようなことを耳にしました。
営業マンと事務員との間で、顧客のメールに対する
誤字脱字、または、メールのマナーがなっていないなどと、
些細なことです。
■営業マンは、事務員をせめました。
・誤字脱字が多すぎる。メールを見返さないことが問題。
・何度も指摘しているのに何も変えようとしない、その仕事に対する姿勢が問題。
・顧客を安心して任せられない。
確かに、営業マンの立場や指摘はもっともなのですが、
私はこのやり取りを見ていて、感じたことがあります。
■いっていることは正しいけど、
それで、問題が改善しないなら、
それは正しいことではない。
という本質を見ていない。
ということです。
■この営業マンは、
「自分は全く悪くない」と思っていることでしょう。
なぜ言えるかというと、
「何度も指摘しているのに。」
という一言が入っているからです。
自分の指導方法が悪いかもしれないのに、
その点には一切触れず、一方的に指摘をしてしまっています。
■自分が正しいと思っている人は、
自分の指導力を疑いません。
しかし、その道のプロとしてやっている私から言わせれば、
ほとんどの人は、ハチの巣のように、穴だらけです。
この営業マンに指導力がないのは、
このやりとりだけでも、簡単にわかってしまいます。
なぜか?一方的すぎるのです。
だからこそ、営業マンも指導方法を改めないといけないのに、
他人のせいにしてしまっているので、成長できずに終わっています。
■たとえば、
「自殺自分の伝え方、指導力不足もあるかもしれないが、
一緒に気を付けていきましょう。」
このような一言があるだけで、受け取る事務員の
精神的負担は180度変わってきますよね。
指導力が高い人は、一方的に押し付けたりしません。
必ず、相手にも一定の言い分があるということを理解した上で、
指摘を行います。
目的は、相手の改善です。
■この営業マンの苦しみはわかりますが、
目的からそれてはいけません。
部下や、同僚を指導する立場の人は、
相手が変わらない場合は、人のせいにするのではなく、
自分の指導力を上げ、自分も一緒に成長できる機会と、捉えるのです。
相手の人のせいにした瞬間、成長がとまります。
だって、人間は、壁にぶつかって、
乗り越えることで成長するのですから。
皆さんの思考が深まる一助となれば幸いです。