ビジネス備忘録。:16
人のせいにした瞬間、成長がとまる。2
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■前回は
他人のせいにすることで、成長が止めることを
ある事例を使って説明しましたが、
今回はもう少しわかりやすく、
解説してみたいと、このように思います。
■たとえば、あるソフト開発のプロジェクトがあり、
仮にAとしましょう。そのAプロジェクトを成立させるには、
1か月間で、4人の人手(能力100)が必要だとしましょう。
(4人の内訳)
・マイケル(能力25):どんなソフトを作るか、考えて企画する人。
・キャシャリン(能力15):企画を実現するため、設計図に書く人。
・佐藤(能力25):設計図通りに、プログラミング(組み立て)をする人
・ヨハネス(能力35):出来上がったソフトをチェックする人。
1か月間の間に、4人が協力しないと、
Aプロジェクトは壊滅します。
■そこで、少し意地悪ですが、
この4人に、「俺は悪くない精神」を注入するとどうなるか、
シミュレーションしましょう。
・1週目:マイケルが頑張り、順調に、企画が立ち上がります。
・10日目:キャシャリンが設計図を仕上げます。
・2週目:佐藤がプログラミングをおこない、ソフトをチェックします。
・16日目:ヨハネスがチェックしますが、ここで、プログラミングに不備が発覚。
ヨハネス
「佐藤、もう一度、プログラミングをチェックしてくれ。」
佐藤は
「3日かけてチェックしたが、プログラミングは問題ないようだ。キャシャリンどう?」
キャシャリン
「チェックしてから出しているのよ?私の設計図は完ぺきよ。マイケルのせいよ」
マイケル
「いや、3日かけてチェックしたが、企画にケチつけらても困るよ。」
・22日目
結局、全員がもう一度見直すことに。
・25日目
キャシャリンの設計ミスということが発覚。
キャシャリンのミスなのだから、キャシャリンが頑張るべきだと、
他のメンバーは待ちの姿勢に。
・30日目
急いで再設計するも、プログラミングが間に合わず、
プロジェクトAは納期を守れず、破談となりました。
■非常に極端な例なのは重々承知していますし、
こんなおそまつなプロジェクト聞いたことがない。
と、バカにされるかもしれません。
ですが、現実的に、ビジネスの現場ではこのようなことが
往々にして起きています。
■問題は大きく2つあります。
(2)キャシャリンが指摘を真に受けず、マイケルに責任にしようとしたこと。
ここで、マイケルのチェック時間が3日かかっていますが、
本来、キャシャリンがチェックしていれば、
この3日はかける必要はなかった日数です。
これによって、結局再度、全員がチェックして3日かかっています。
(2)キャシャリンのせいだからと、誰も助けなかったこと。
キャシャリンの能力より高い能力を持つ人が3人もいるのです。
設計を手伝っていれば、1週間かかるものが
1日でできる可能性もありました。
■目的に集中していれば、
・キャシャリンが人のせいにすることはありませんでした。(3日のロス)
・メンバーがキャシャリン一人のせいにするのではなく、役割を越えて
手伝うこともできたはずです。
部署が違う、俺の仕事は営業だけだ。私の仕事は事務職のみ、
などと、各自が自分の役割を、定義しすぎることで、
このような、お粗末な結果を生んでしまうのです。
■役割はもちろん、大事ですが、
隣の仲間がしくじったときは、
垣根を越えてフォローが入る組織こそ、
納期を守り、プロジェクトAを達成できる組織となるのです。
キレイごとかもしれませんが、仲間。
大切しませんか?
皆さんの思考が深まる一助となれば幸いです。