ビジネス備忘録:18
モスバーガーが終わり?
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■どうでもいいこともしれませんが、
僕はよくモスバーガーにいきます。
この間、少し驚いたことがありました。
事前にモスバーガーに電話を一本入れ、
ハンバーガーを買いに行きました。
5分後に到着すると、さすがモス。
しっかりと作って待っていてくれています。
会計を済ませ、帰ろうとした私に、
店員さんが、なにやら紙包みを渡してきました。
「お電話代の10円です。ありがとうございました。」
「え?」
僕は、驚きました。
そして、紙包みにも
「ありがとうございます。」
の印字が。
こういう心遣いが、なんとも嬉しいですよね。
■店員さん自身が忙しそうにして、
なんだか余裕がないような
他のファストフード店とは、ここが違うのです。
もちろん、モスバーガーの店員さんも忙しいのでしょうが、
なんとなく、余裕があり、
熱くなったエンジンをクールダウンさせてくれる。
そんな魅力があります。
■そんな、愛するモスバーガーの件で先日、
腹がたった日経新聞の記事を見ました。
最近マクドナルドが復調傾向のようです。
マクドナルドの13%増に対して、
モスバーガーの成長率は0.8%増。
(※ちなみに、モスは継続的な1%を標榜しています。)
これに対して、モスバーガー苦戦。このままだとヤバイよ。
みたいなトンチンカンなことが、
日経新聞の記事になっていました。
■業界上、どうしても競合として比べられていますが、
そもそも、モスはマクドナルドや他のファストフードとは
競争していません。(ポジショニング的には)
スターバックスの「第三の場所の提供」のようなコンセプトと
同じで、明らかに客を待たせ、じっくりと調理して、
お客に、ゆっくり味を楽しんでもらう。
明らかにコンセプトが違います。
それなのに、業績が乱高下するマクドナルドのような
企業とモスバーガーをそのまま比較するのは無理がありますよね。
■確かにマクドナルドは回復していますが、
それまで、380億円の大赤字を抱えていました。
それが、回復しただけのこと。
それも過去、何度も、業績を乱高下させていますので
この好調がずっと続く確証がないばかりか、
むしろ過去のマクドナルドの業績だけみると
また落ちるのでは?という懸念が出てくるのが普通です。
今の業績だけ見て、このようなおそまつな記事を
書くのは、目先の利益しか見ていない「投機家」と同じです。
■ちなみにこの記事では、
今後、他の外食フードが出店攻勢を
加速させるので、ファストフード業界は戦国時代に突入する。
などと、いつの、どの時代でもあてまはる、
ようなことをいっています。
逆に聞きたいんですが、
ファストフード業界で戦国時代じゃない時代ありますか?
いつの時代も成熟産業は競争しかないので、
いってしまうと、常に戦国時代です。
■こんなバカな記事を真にうけることはないでしょうが、
スターバックスがフランチャイズ化を避け、
あえて不利な「直営経営」で長期的に繁栄しているように、
モスも勝手にやらせておけばいいのです。
競合同士で勝手に疲弊していきます。
■他社は他社。ウチはウチ。
という「ぶれない経営」が持ち味なのが、モスバーガー。
他に惑わされず、我が道を貫いてほしいと思います。
皆さんの思考が深まる一助となれば幸いです。