ビジネス備忘録:19

どうしようもないと言われた男の授業。

―――――――――――――――――――――――■ 

 

 

■先日1124日、神奈川県の鵠沼中学校さんで

出前授業をやらせて頂きました。

 

公益資本主義推進協議会(通称PICC

の一員として参加。

 

中学一年生を相手に、「働くこと」「仕事とは?」

というテーマで、私になり大事にしていることを伝えました。

 

 

■そこで、思ったのが、人生の不思議さです。

 

私が中学校の頃は、だいたい成績は5段階で2ばかり。

数学に至っては、1しか取れませんでした。

 

本当に勉強が嫌いで、授業中は寝ているか、

教科書や、ノートの隅っこにラクガキをしていました。

 

先生の話をまともに聞けず、たまに歴史の面白い先生がいて

その人の話を真面目に聞くぐらい。

 

 

■中学三年の頃に、母親を交えた三者面談で、

当時の担任の先生からは、「お前どこにも高校いけんぞ。」

 

と、面と向かって言われました。

(母親が凄く悔しそうにしていたことを記憶しています。)

 

そんな僕が教壇に立つのですから、

当時の先生が聞いたら、信じられないでしょうし、

 

僕もまさかこんな時がこようとは。。。

と、思うのです。

 

 

■今思い返すと、なぜ自分の成績が悪かったのか?

それは、もちろん、

私が勉強や授業を受けてこなかったからなのですが、

 

なぜ受けてこなかったのか?考えてみると、

先生の話がとにかく、退屈だったのです。

 

私は忍耐力が極めて弱い人間で、つまらない話を

聞くと、完全に意識が飛んでしまします。

 

失礼だと思われる人がいるかもしれませんが、

事実、そういう人間なのです。

 

 

■その反面、面白い歴史の先生がいたように

豊富なエピソードを織り交ぜ、

面白い話をしてくれた授業だけは

誰よりも真面目に聞きました。

 

社会人になってからも

セミナーとかで平気で1万、2万円払います。

 

なぜかというと、

プロ講師の人々の話は、とてつもなく面白いからです。

 

つまらない、くだらない話は一切耳に入りませんが、

面白いと思う話は、周りの音が聞こえなくなるぐらい、

尋常ならざる集中力を発揮して聞きます。

 

バランスが偏った人間だなと、自分でも思います。

 

 

 

■この経験を通して、自分が教育者として、

 

人に何かを伝えるときに気を付けていることは、

とにかく、「難しい話を分かりやすく、面白く伝える」

 

ということ。

 

自分という極めて忍耐がない人間に対して

面白く話を聞かせられるか?

 

この点のみに注意して、

お話をさせていただいております。

 

 

 

■結果として、

・「桐生の話はおもしろい。」

・「難しい話だと思ったけど、時間があっという間だった」

・「わかりやすかった」

 

などなど、言っていただいております。

 

 

■今回私が担当した生徒たちは、いい子が多く

自分の人生を真剣に考えている子達でした。

 

40人のクラスでしたが

「将来自分がやりたいこと、決まっている人いる?」

と聞くと10人ほどが手をあげてくれました。

 

13歳、14歳で、「やりたいことがある。」ということは

素晴らしいことです。

 

 

■かといって、今何もないことが

ダメだということではないのです。

 

私のように、五教科が全然だめでも、

自分の得意分野や好きな分野、

これをこれから見つければいいだけです。

 

こんなことをいうと、なかなか見つかりません。

という人もたくさんいます。

 

でも、そういう人にはこういいます。

探し続ければいつか必ず見つかると言っています。

 

アンテナを立てるか否か。

 

アンテナさえ、立っていれば、必ず

見つかります。

 

そのことを、中学生の彼らに伝えられたら、

この授業をやった甲斐があるというものです。

 

 

真剣に生徒たちの未来を考えている教員の方々に、感謝。

ありがとうございました。

 

 

皆さんの思考が深まる一助となれば幸いです。