ビジネス備忘録:9

ヤマダ電機がマスコミに叩かれず、

ワタミがマスコミに叩かれる理由。

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■自社の社員が自殺する。

これは会社として一番恥ずかしいことだと思います。

赤字より、恥ずかしいことだと思います。

 

世の中には、前回の記事でも紹介したような

「未来工業」のような社員が幸せに、

かつ好業績を維持する企業もあれば、

 

過度な数値目標にとらわれ、過度な出店や売り上げを追求して

人を殺す企業もあるのです。

 

資本主義の罠にはまった結果といえるでしょう。

 

今回は、なぜマスコミがヤマダ電機をたたかず、

ワタミばかりをたたくのか?

 

について考えたいと思います。

 

 

TVニュースでワタミの

自殺問題を目にした方は多いと思いますが

 

ヤマダ電機の自殺問題をTVニュースで

見たという人は少ないのではないでしょうか。

 

(少なくても私は見たことがありません。)

 

仮にあっても、「メーカーのヘルパーをこき使った」

など、くだらないニュースばかり。

 

そんなことよりも、もっと大きな致命的な問題があるのに、

それを小さなカバーで隠すように、小さな報道がチラホラされるだけ。

 

そこで、今回は、私なりの考えを記したいと思います。

 

 

■「自殺」させてしまう環境を作ったということは、

 

直接手を下していないだけで、

結果だけみれば、人が死んでいるのです。

 

これをどう見ているのでしょうかね。

 

ましてや、ヤマダ電機の社員は、

1人どころか、何人も自殺しています。。

 

これは、「自殺」と呼べるものなのでしょうか?

 

 

■人によって答えが分かれるものだと思いますが、

自分の家族や、大切な人が「自殺」したとき、

 

果たして、どんな気持ちになるのか?

少しだけでいいので、考えてみませんか?

 

 

自殺してしまった社員には、家族がいたのです。

残された遺族、友人、同僚、

 

彼らの気持ちはどうなってしまうのでしょうか。

 

ヤマダ電機の経営者の娘さんが、

交通事故で亡くなったとき、

遺族の方はどんな気持ちだったのか、

 

大切な人を亡くす気持ちを、ヤマダ電機は

わかっているはずです。

 

 

 

■さて、このような問題を、

なぜマスコミが報道しないのか?

 

答えは実にシンプルにして、

「資本主義」の問題の本質をついているものになるのですが、

 

お金をいっぱい積まれているからではないでしょうか。

 

 

■だってTVCMをみてください。

 

ワタミのCMとヤマダ電機のCM、どちらを多く見かけますか?

これがカラクリだと思うのです。

 

 

■つまり、マスコミにとって、

ヤマダ電機はお金をいっぱいつかってくれる。

「大事な客様」でもあるのです。

 

その反面、ワタミはCMを当時はほとんどしていませんでした。

(その後、宅食サービスで使用しています)

 

皆さんは1億円目の前に積まれて、

 

「どうぞ。」

 

と言われたとき

 

「いらねーよバカ!」

 

と、目の前の1億円を蹴り上げて、

その人を批判できますか?

 

 

■ここで成否を問うつもりはありませんが

これが仮に事実なら、あなたはどう思うのか?

 

資本主義という大きな経済システムの一員である誰もが、

考えるべき「問」ではないでしょうか。

 

 

■資本主義とは、名の通り、「資本」主義。

資本が王様です。

 

人間主義じゃないのです。

だから、人間が金に振り回され、人間疎外が起きるのです。

結果自殺や、うつの人を量産するのです。

 

 

■ちなみに、マスコミがなぜその「最大のお客様」

であるヤマダ電機の「メーカーのヘルパーをこき使う問題」を

取り上げるのか?

 

これはメーカーへの

一定の配慮がなされているもの思われます。

 

マスコミにとって、確かにヤマダ電機はお客様ですが、

家電メーカーもCMを流します。

 

つまり家電メーカーもマスコミからみれば

お客様なのです。

 

だから面とむかって批判できないけど、

関節的に批判したい、マスコミとメーカー側の意図が

あの小さな報道に隠れているのだと思います。

 

 

■がっかりする答えかもしれませんが、

世の中は「キレイごと」が少ないです。

 

でも、そんな「キレイごとの社会」を実現したい。

 

一生かけても無理かもしれません。

でも、やはりそんな「キレイごと社会」を実現したい。

 

これが、私のビジョンです。

 

そのためのミッションが、

「キレイごとが通じる会社を1社でも多く創る。」というもの。

※社会ではなく、会社を創ること。

 

皆さんの思考が深まる一助となれば幸いです。

今日もビジネスの現場でキレイごとを!