こんばんは！
カオリです。
濃厚なアサギスト海外合宿ラストの1日の午後は、
スラム街に住む子どもたちを支援する団体である
NPO法人 セブンスピリットを訪問してきました。
田中宏明さんが2012年にセブで立ち上げたNPO法人。
7年前にフィリピンに留学。
そこで出会ったストリートチルドレンたち。
彼らと話をするうちに、ある想い、夢がでてきたそう。
ここに来る子供たちは、
昨日もBlogに書いた、スラム街に住む子供たち。
そんな子供たちが学校の後に通うスクール。
音楽やスポーツなどを通して、協調性を学んだりしています。
この日は、みんなの演奏を聴いてきました〜
5、6曲演奏をしてくれたのですが、
私は1曲目の始まってものの数秒で目から涙が・・・
そして、止まらない！！！
（誰かティッシュくださーい！！！あさぎさんがくれました）
涙の意味は、この子供たちの背景から。
協調性もなく自由にそれぞれ生きてきた、
毎日やることもなく、目標もない。
物乞いをしたり、盗みをしたり・・・
教育を受けていない人たちって、本当にすごいんですよ。
何が悪いことかもわからない。
だって教えてもらっていないから。
家庭で教えないの？
と思うけど・・・
その親だって、教育を受けていない親から育ったんだもの・・・分かるわけがない。
セブンスピリットの方もおっしゃっていたけど、
日本人からすると、全員が子供。
幼いんですと。
お金がないから、空腹を満たすために薬物に手を出す。
薬物が安いらしく、
1回の食事でお金を使ってしまうなら、
薬物を買って、3日空腹をしのいだ方がいい。
生きていくためには1度の食事より薬物の方が数日お腹が空かないから。
貧しい家の子供
教育を受けられない
職業に就けず、稼げない
こんな貧困のループから抜け出せない。
時間を持て余し、
未来への希望なんて何一つなかったこの子たち。
ここに来る子供たちは、
ただじっと座っていることもできなかったそう。
もちろん、楽器を弾くことも・・・
協調性もなく、みんなと合わせるなんてこともやったことがない。
そんな子供たちに、先生も根気強く、音楽の楽しさ、素晴らしさを教えたんだろう。
そして、子供たちも必死に頑張ったんだろう。
ABBAの曲、マンマ・ミーア
想像以上のクオリティーで・・・
涙で前が見えない
下は演奏が終わった後に、みんなでピアノを囲んで楽しそうに歌ってた1コマ。
私は「演奏会」という堅苦しい場ではなく、
普段の彼らを見られた気がして、
さらに熱くこみ上げるものがありました。
情熱に溢れ、楽しそうに歌っている様子。
かなり、引き込まれてしまった・・・
「言葉は暴力」だと思っていた子たちが英語を話し、
歌詞の意味を理解して歌っているんだろうこの歌。
レ・ミゼラブルの「民衆の歌」
歌うことの楽しさや、
熱い思いも、この歌から伝わってきたんだよね。
ここでは、
自分の力で人生を切り開けるようになってほしい。
ちゃんと方向性を見せてあげて、
成功体験を積み重ねて、
自己肯定感を引き上げてあげたい・・・
そんな想いが詰まったセブンスピリット。
私がセブで楽しみにしていた時間でもありました。
この子供たちの演奏を聞いて大泣きしたわけ・・・
は、また今度まとめて書こう