おはようございます。

土曜の朝ですね。。。いいお天気です。

 

②からの続きです。

http://ameblo.jp/2016goot/entry-12273973106.html

 

どこにでも、人が集まれば、グループが出来き、

入院患者同士でもいろいろありましたってところからです。ウインク

(守秘義務守りながら、特定されないように書いています。)

 

長期入院していますと、家族以上に親しくなることもあります。

bossとAおばあさんのぎくしゃくは、心配するからこそ始まったことでした。

boss(入院患者の古株のおばちゃん(75才位)

 

 

 

Aおばあさん。(おばあさんに見えるけれど70才位?)

bossグループの一員でした。(私もね(^^♪)

身体が小さくて、いつもニコニコしていて、穏やかで優しい人です。

家では、旦那さんと独身の息子さんの3人暮らし。

そのおばあさんが変貌してしまうのです。

 

膝を両人工にしたとか・・・

本当に、リハビリも、頑張り屋さんで、朝は、起床前に起きて、廊下で

歩く練習をしていました。ポーン

でも、予後は、芳しくなく、今にも転びそうな姿を何度と見ていて心配でした。

看護師さんからも注意をされていました。

案の定・・

ある朝、廊下で、転んでしまうのです。そこで、患部を痛めてしまって、退院が長引きました。

その日々を見ていたbossが心配のあまり・・・

いろいろ、アドバイスを言い始めたようです。

そのころから・・ギクシャク・・・

 

Aおばあさんは、

早く帰らないと、草取りもある、きゅうりも採らないと、梅干しも作らねば・・・

早く早く・・・退院しなければ・・・

どんどん、退院していく人を見送ると・・・

焦りと・・・

とても  とても

気淋しいようでした。・・・

 

退院する人の儀式は、

ペットボトル1本(小)か、テッシュボックス1箱を部屋のひとりづつに、

手渡して、「お世話になりました。」と別れを言うのです。

 

どんどん・・・

知っている顔が・・・・

儀式をして・・・・

居なくなる・・・・

 

昨日まで、笑い合って、冗談言って、居た人が

ひとり・・

ふたり・・・

と退院していくのは、おめでたい事なのに

残る人にとっては、本当に淋しいものです。

 

退院が見えないAおばあさんは、人に当たるようになりました。

妬むようにもなりました。

人の悪口をいうようになりました。

泣いていることが多くなりました。

 

特にbossに当たりました。

bossも大きな心で構えていてくれましたが、

あまりにもわからずやで

bossも距離も置くようになりました。

 

すると、周りの皆さんも・・・

積極的に話しかけるようなことはなくなりました。

 

どんどん・・・

孤立していきました。

 

 

Aおばあさん、ついに爆発しました。

朝からナース詰所に行って

 

「無理無理、おれは、退院する・・

うちには、とうちゃんと息子しかいねえんだ・・・おれが居なくちゃ・・」

と大暴れしました。

 

看護師さんもDrも来て

このまま帰っても、また入院になるから、もう少し我慢しようと・・・

説得しましたが・・・

強行退院してしまったのです。

 

 

別れの儀式も、見送る人も居ませんでした。

 

しばらくして・・

 

風の便りで、再入院したとか・・・

 

このAさんの問題は、色々な事が重なっています。

私が一番に思うには、

独身息子の嫁問題・・うちを任せられる世代交代がなされていないので

安心して養生できません。

Aさんばかりでなく、日本の大きな問題が浮き彫りになりました。

 

そして、人間関係です。

理性を失うと誰でもこんなことになりうることです。

特別な事ではありません。

そして、面倒だから、皆が離れていきます。悪気はありません。

 

私も離れました。

面倒だと思いました。

 

では、誰かが説得できたかというと、出来なかったと思います。

Aさんの強行退院も再入院も通る道だったのかもしれません。

 

今頃Aおばあさんは、bossの事を思い出していると思います。

面倒見のいいbossも、気にかかっていると思います。

 

 

 

※ 今日もご訪問ありがとうございます。

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