続きものです。昨日ブログからご覧いただければ、内容がご理解が早いかと

存じます。面倒な方は、このままでもざっくり読んでくださいまし・・ニコニコ

「さあ・・・皆さ~ん・・おはようございま~す。」

 

午前6時・・時計

大部屋病室入口の電気スイッチをパチッと付けて、ベティナースのお声で

一日が始まりました。

※ ベティナース(私担当看護師です。)お顔がベティにそっくりなので

私が秘かにお付けしました。 お写真使いたいけれど?著作権とやらでやめときます。

 

「さあ~・・・今日もいいお天気ですよ~。●さん、お加減いかがですか?

検温と血圧測らせてくださいね~ 昨日のトイレの数・・・」

 

「おはようございま~す。〇さん 昨日、お通じなかったけど、今日はどうですか?」

 

「おはようございま~す。◎さん ・・」

 

そして、最後は新座者の私の番です。

 

カーテンをすこ~し開けて、声を掛けてくれた。

 

「夏さん 初めての夜でしたけど、眠れたかな~?」

 

フレンドリーで、元気で、気配りも出来ていて、まさに、朝の人だ。

これより、3か月間、私は入院するのだけれど

ベティナースは、始終変わらぬ笑顔であった。

というより、この病院ナースが皆、笑顔でした。

 

その笑顔の仕掛人は存在した。

ナースの詰所の朝礼時の話が偶然にも聞こえてきた。

かなり、大きな声だ。

 

主任クラスの先輩ナースがこんなことを言っていた。

「皆さん、私達は、女優です。どんなときにも笑顔です。笑顔です!」と

そんな指導が、行き届いているのか?

 

?  女優? 女優は演技する人よね?

この先輩ナースさん、悪気はないが、使い方違う~かな?

確かに、言う事聞かない困った患者さん、居ます。

いちいち、かっとしていては、仕事にならぬ!

だから・・・女優か?

 

しかし、こんな風に偶然でも聞こえてしまう事もある・・・

詰所の言葉は、すでに舞台の上である。

私は舞台袖の近くのお席だったにすぎないから・・

いや?この先輩ナースは舞台せりふとして言っていたのかも・・・?

 

 

 

どうな風に言ったらいいかな~

私だったら・・

 

「患者様お一人おひとりのお気持ちに寄り添い、出来るだけ、ご満足いただけるように

一に安全を心掛け、笑顔で、看護師としての力を十分に発揮できるように今日も頑張って

参りましょう!

 

こんなん、どうでしょう・・・?ウインク

 

人前で話す言葉は感動がなければ、人は動かない! 

と。聞いたような~

 

 

 

 

さてさて・・

大部屋病棟人間模様でございました。

やや、1週間くらいは、一日のスケジュールをこなすのが精一杯で、他人様の事を

見ている余裕はない。

 

4人部屋の方々は、比較的、おとなしい方が2名。そして私。

約1名は、窓際のベットでしたが、このおばあちゃん、少し認知症のような・・・

ある晩、というか

毎晩・・・騒ぎ出す。 昼間寝てる~

ひとりで、ベットから降りてしまう。それで足元にマットがしいてあって、そこを踏むと

音楽が流れだすようになっていた。

音楽が流れると、ナースは、足音を気にしながら、バサバサ・・と入室してくる。

なだめて、諭して、何とか寝せようとする。

夜中の声は、他の3人の患者も耳を傾けてしまうので、目が冴えてしまったりもした。

 

共通の困ったものを抱えると、他の3人の患者は、団結するものである。

1つのグループが出来た。

 

そして、3人の共通の趣味は、折り紙だった。作業療法室で、折り紙はいくらでも

頂けるので、かなり、私は、折り紙に没頭する日々だった。

 

すると、他室から、折り紙を見せてほしいと人が集まり、折り紙グループが出来た。

これは結構、他の階まで広がった。するともっと上手な人が居て、

私もお邪魔するようになって親しくなり、退院後も時々会う仲間となった。

 

また、病棟廊下の両端(西と東)には、椅子が2,3脚置いてあり、たまり場のようになっていた。いつも決まった人の集まりだが、経験値が高くなると、お声がかかる。

 

ある日、

トイレから戻ってくると、西病棟の古株のおばちゃん(75才位)が声を掛けてくれた。

「たまには、こっちでお話ししませんか?」

断る理由のない私は、すんなりとメンバー入りとなった。

 

そのグループは、朝に始まり、夕に終わるという感じで、面倒見いいおばちゃん

がbossである。

流石にbossなので、病院内の事、Drの事、ナースの事、はたまた、掃除のおばちゃんまで

何でも知っていた。

リハビリの「神の手」の理学療法士さんが居て、その人に一度見てもらったらいいよと

アドバイスを受けた。どう、その人に見てもらえるのかと言うと、

今の若い理学療法士さんに「☆理学療法士先生に診てもらいたいと言えばいい」と

 

ちょっと、今見て下さっている理学療法士さん達に悪いかなと思ったが

言って見た。

「Tさん(boss)が、☆先生は、凄いって言ってましたけど、何がすごいの?」と

聞いたら、

理学療法士さん それこそ、忖度して・・

「そうなんです。私も☆先生の事は尊敬しています。そうですね。私から、☆先生に診て

もらえるように話してみますね。」

あれ・・・

あっけない展開で・・・・

診て頂けることとなりました。

グループからの情報がなければ、「神の手」にお会いすることもなかった。

 

 

うちのお父さんのような性格は、一人が好き、煩わしいから、

ひとりに始まり、一人に終わる。それも良し!

 

しかし、中途半端にかかわると意外な落とし穴があったりするものだ。

それもあのおばちゃんbossに睨まれてしまった人が居たんです。

 

続く・・・・

 

 

 

日曜日は、「神聖なる母の日」なので、この続きは後日UPで

宜しくお願いいたします。

 

 

 

※今日も拙い文章にも関わらず、最後まで読んでくださいまして

 ありがとうございました。

 どなた様も今日という日をお大切に!

 

 

 

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