「人魚のお姫さま、こうして、いまは、空気の精の世界へのぼっていらっしゃったのですよ。さあ、あと300年、よい行いをなされば、死ぬことのない魂が、あなたにもさずかりますのよ」 人の目には見えないけれども、人魚のお姫さまは、花嫁のひたいにそっとキスをして、王子にほほえみかけました。それから、ほかの空気の娘たちといっしょに、空にただよう美しいバラ色の雲のほうへとのぼっていきました。