3年前の7月25日に、県の職業訓練校(テクノスクール)で

講師(県の職員)から暴行やセクハラ、アカハラを受け、

命を絶ってしまわれた男性ご遺族の悲痛な声です…。

 

遺族、募る怒り「真実知りたい」 新潟テクノスクール元生徒自殺3年 | 社会 | 新潟県内のニュース | 新潟日報モア 

https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20200727557900.html

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遺族、募る怒り「真実知りたい」新潟テクノスクール元生徒自殺3年

 新潟県立新潟テクノスクール元生徒の会社員男性が、在校時に担任指導員だった30代男性県職員から暴言や暴行を受けたとの遺書を残し、25歳で自ら命を絶ってから22日で3年となった。男性の母親(61)と姉(31)が新潟日報社の取材に応じ、時を経て深まる元担任と県への怒りや悲しみを明かした。第三者委員会の調査が続く中、遺族は「真実を知りたい」と強く願う。

 「仏壇の前に来ると、ごめんねという言葉が出る。助けてあげられなかったことが悔しい」。母親は一日も欠かさない仏前のお参りを終え、ぽつりと言った。姉は「私たちは一生、苦しみを抱えていく。元担任は今、何を思っているのか」と語気を強める。

 男性はスクールに2010年度から2年間在籍し、11年度の担任に被害を受けたと遺書につづった。遺族は生前の本人からの相談や同級生の証言も踏まえ、▽頭をたたく▽「学校辞めれや」「帰れ」との暴言▽クラス全員の前で謝罪させる▽同級生と手をつながせ、キスするように言う-などの行為があったと訴える。

 「真面目で仕事も頑張っていた」という男性。自宅のベランダで息絶えたスズメを、かわいそうと浜辺に埋めてあげる優しさもあった。家族を心配させまいとしたのか、在校中に被害を打ち明けることはなかった。

 一方で修了後は、家族にも知らせず、元担任の謝罪を独り求めた。異動で県庁勤務になっていた元担任や担当課などに電話を掛けたり、訪れたりしたが、元担任は暴言や暴行を否定し、県は本人の謝罪を拒否した。県庁への最後の電話は、亡くなる前日だった。姉は「県の対応にも追い詰められた」と弟の心情を推し量る。

 男性の死後、県は調査を開始。同級生が一部の行為を証言したが、県は昨年2月、「適正な範囲を逸脱する指導は認められなかった」と結論付け、より詳細な調査は第三者委に委ねた。県産業政策課は「中立的な立場から調査してもらい、事実が確認されることを期待する」とする。

 第三者委は今月4日、初めて遺族の聞き取りを行った。母親や姉、祖母らが出席し、約4時間に及んだという。姉は「委員の皆さんは最後まで話を聞いてくれた」と振り返る。

 遺族が毎日向き合う仏壇には、男性の遺骨が入った骨箱が今もしまってある。聞き取り当日、母親は骨箱を抱き締め「頑張るよ」と心に誓った。

 「元担任は私たちに、そして息子に謝ってほしい」。優しかったわが子の姿が消えて3年、まだ納骨はできないと決めている。 

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遺族は大切な人を失ったことに対してしっかりと喪に服すこともできず、

さらに加害者=県からも傷つけられます…。

 

どんな人間でもいつかは命尽きる時があります。

それはあらかじめ余命として宣告されるときもあれば、

病状から何となくはその時を怯えながらも感じるときもあります。

でも、あまりにも突然、大切な人が目の前からいなくなってしまうときもある…。

当然、何の心の準備もできず、そのことを受け入れられるわけもない…。

それでも、大切な人が突然居なくなり、荼毘に付されてしまったと言う

現実を目の前に突きつけられる…。

本来ならば、事実を事実として受け入れるためにはしっかりと喪に服し、

亡くなられた人に寄り添い、現実と寄り添い、徐々にでも認めるしかない…。

でも、その死があまりに理不尽で、本当ならば避けられたものであるのならば、

その真実の解明を求め、明らかにしてくれることをまずは望むしかない。

そうしなければ認めることなんてできるわけがない。

「何で!」としか思えない。

ましてや、それが本来は県民の生活を維持したり、守ったり、

問題に対して一緒に取り組むべき”公務員”による犯罪であれば尚のこと、

正直に、誠実に、罪と被害者の心に寄り添って欲しいと願うことは

当然ですよね…。

でも現実は認めない、責任回避、寄り添わない。

被害者遺族はそのような行政の対応からも2次被害、3次被害を受け、

安らぐこともできなければ、大切な人を失ったことをしっかりと

悲しむ時間も許されない…。

大切な人を失って、個人的な望む幸福な未来が見えない中、

少なくとも真実の解明と誠意ある謝罪、対応、悲劇を繰り返さないための

反省と対策を望むことしかできないのに、それすらも入り口から断られる…。

あまりにも理不尽、非人道的、腐敗した社会…。

戦うべきは法を犯したり、人としての道を踏み外した者や組織であり、

深い悲しみや絶望の中にいる被害者や遺族では無いはず。

国や行政はそんな当たり前のことをまずはしっかりと見て行動して欲しい。

「話は聞きました。あとは担当部署が対応します」なんていう、

機械的な…AIの方がまともな反応するでしょうね…対応で

済まされるわけがない。

人として。

 

以下の動画ニュースを見て、久しぶりにテレビの前で切れました…。

この人、直接私と討論してくれませんかね?

”学者さん”だけの会議でどれだけ子どもたちの苦しみ、

その場にいる現役教師の苦労がわかるの?????

被害者や遺族不在の自称”対策”に意味も、効果もない!

 

いじめ対策会議 取り組みを紹介|NHK 新潟県のニュース https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20200727/1030012975.html