納棺師という仕事を聞いたことがあるだろうか。

映画「おくりびと」と言えば分かる人も多いのではないだろうか。

納棺師とは、その名の通り、棺に納める仕事である。

なきがらを棺に入れて、最期を看取る仕事だ。

その中で、復元納棺師と言われる人たちがいる。
できるだけ、なきがらを生前に近い状態に戻してあげるプロだ。

人は、死ぬと、硬直が始まる。血が出続けることもあれば、水分を放出できなくなり、皮膚に水が溜まる場合、口や目が乾燥により次第に開いてくることもある。

その様子は、家族が目を当てられないほどの事もあるという。

その状況を、マッサージや止血、死化粧によって「復元」してく仕事である。

死の現場にずっと携わっているからこそ分かる苦しみや痛み、家族に寄り添い、故人に寄り添う、この仕事の素晴らしさが鮮明に映し出されている。

人にはそれぞれ、どんなに短くても、どんなに辛くても生きてきたストーリーがある。
そして、そこには家族や恋人、友人の存在がある。

残された人が死を引きずることなく前を向くために、故人の死と正面から向き合うために、最大限のサポートをする、納棺師に心をうたれる。


本書では、筆者の経験と、東日本大震災でのボランティアの様子を追いながら、これまでに出会ったなきがらとその家族を中心に温かく描いてある。


涙なしでは、読み進めることができない、自分の家族のことを思わずにはいられない、良書である。
死の前に笑って過ごすことができていた人は、笑い皺が残るという。




そんな、生き方をしたい。
そう強く思った。




戦争の時代に生きていたら、私は、天皇陛下万歳と言って素直に死ぬことができただろうか。
戦地で、生きたい気持ちを抑えて、死に意味を見出せただろうか。
仲間が死にゆく中で、自分自身の命を惜しいと思い、生きる事に邁進する兵士であっただろうか。

今戦争に行けと言われたら、死を嫌い、生きたいと思う。
平和な時代に生きているからこそ、刷り込み教育が無くそのような考えになるのだと思うが、当時であったらわからない。
むしろ学生時代は、ガキ大将で自分より年上の人の言うことや先生・指導者の言うことをまず実践するタイプであったことから、もしかしたら、先陣切って敵陣に飛び込むタイプであったのかもしれない。

島の洞窟で米軍の様子を伺いながら、飢えや戦いでの苦しみの様子をリアルに描いている。
どんなに人格者でも、身内を守るためなら、軍法をも犯す。
卑怯者や小心者と言われても、最後は敵陣へ身を呈して飛び込む。
死と生の間に生きる葛藤が伝わって来る。

自分だったらと思わずにはいられない。

昔、あまり仲良くなかった兄が私を守ってくれていたことを思い出す。
身内は守りたい、その意識はいつの時代も変わらない。
私たちは日本人であるがゆえに、日本人目線でしか戦争を捉えていない。

米軍にも家族がいるし、恐ろしいのは見ず知らずの人と、殺し合わなければならなかった現実であることを再認識しなければならない。

卑怯者とは、いったい誰のことか。

死と生をあまりにリアルに描いた本書こそ、戦後70年たった今読まなければならないものである。

藤原和博さんの本を読みと、ストレートでわかりやすい表現に圧倒される。
元リクルートで、東京都公立中学で校長を務め、現在は奈良一条高校の校長だ。
義務教育改革を押しすすめていく傍、様々なことにチャレンジしている。

これからの働き方は、「みんな一緒」ではなくなり、「一人一人」。

時代が、成長社会から成熟社会へと移り変わり、正解では無く「納得解」を見つける社会がスタートしている。それも、1997年からだ。

この年は、相次いで、銀行などが倒産し、大企業安定神話が崩壊した年でもあることから、このように言っている。成長社会であれば、情報を処理していく能力が求められたのだが、成熟社会では、情報を編集する能力、つまり、たくさんの情報を集めて、それらを繋いでいく能力こそが武器になると。

彼が語る理論で面白いものがある。
「レアカード」になれ。つまり、希少価値、希少性を持った人間になれ。という理論である。いたって普通の理論だが、そのなり方を示してくれる人は多くはないだろう。

ポイントは「1万時間」だ。

1万時間の経験を積めば、100人に一人の人間になれる。
1万時間とは途方もなく聞こえるが、仕事で週5日の8時間労働をする人ならば、約5年~6年だ。残業で思いっきり働いたり、実質それに付随すること休日も行っているなら、3年くらいでその域に達する。

重要なのが、ここからだ。

現在100人に一人の人材になっているとしたら、今度は、違うところ1万時間を費やして、同じように100人に一人の人材になる。

違うところとは、できるだけ前の経験より遠いところ。

サラリーマンだった人が先生になるのもよし。建築士が趣味で、乗馬をするもよし。こうすることで、100人×100人=1万人に一人の人材になれる。

更にもう一つ作ったら、なんと100万人に一人になれる。これは、世代に一人の人材になれるということになる。しかも。人生における20年でこの希少性を身につけることができるという。非常に面白い考えだ。

私も、畑違いの場所に転職をしてこの理論を聞いた時には、とても勇気づけられた。

最後に、藤原さんのキャッチフレーズは「教育界のさだまさし」だそうだ。これを初対面の人に言うと、パッと場が和むらしい。自分を覚えてもらう、キャッチフレーズも考えようと思う。

本を読むための本。
まず、世の中の人は2つに分けられる。
パチンコをする人とそうでない人。
そこからさらに2つに分けられる。
スマホなどで常時ゲームをする人そうでない人。
またそれを、2つに分ける。
読書をしない人、する人。
この時点で、パチンコもゲームもせず、読書をする人であれば
全体の8分の1の人間になる。


ここで言いたいのは、成功者や一般的にできる人と呼ばれる人で、読書をしていない人は見たことも、聞いたここもないということだ。つまり、この8分の1の中に、成功者やできる人がいるということ。読書がそのステージへと導いてくれるということ。時間管理の重要性を訴えている。

筆者は乱読を勧める。手当たり次第に読むのである。
しかも、自分だけで選ばない。他人の力を借りる。
電車の中吊りでもいいし、アマゾンのおすすめでも良い。
そうすることで、幅広い教養と知識を集積することができる。
「20世紀ですべての要素ができってしまったから、21世紀はその要素を組み合わせること」と本書ではあるが、その要素を探す旅こそが読書である。
一番効果的なのは、人のおすすめの本である。これを、すぐに読み、その人に感想をいう。面白かったではなく、こんな言葉が良かったなどの具体例を添えて。そのことで、他者とのつながりが濃くなり、初対面なら印象も違ってくる。

今の時代は、自分の幸福とは何かを考え、実践していかなければ、これまでのようにゴールを設定されたり、幸せの形を示されたりすることはない。成熟した社会において、自ら情報を取り編集していく能力を磨き続けなければ待っているのは、悲惨な人生の終焉である。そうならないためにも、質の高いインプットを実践し、アウトプットに変えていく必要性を改めて感じた。
そのきっかけは何でも良いのだ。そして、他人が面白いと思った本が必ずしも自分が気にいるわけではない。自らの立ち位置に合わせて、本は読み進めていけばいい。

素直に、受け入れられる、良い本であった。

ここに触れられているおすすめの本約60冊を、しっかり読んでみようと思う。

子育てをする予定の人必読の書。
「非認知能力が年収を上げる」

非認知能力とは、
・自分に自信がある
・やり抜く力がある
・意欲的である
・忍耐強い
・精神力が強い
・自分の状況を把握する
・リーダーシップがある
・すぐに立ち直る
・創造性に富む
・好奇心が強い
・外交的
・誠実  など

これらを小学校に入る前に就学前の子どもに身につけさせることが重要で、就学後も継続的にアポローチをする必要がある。
例えば、自制心を鍛える為に、背筋を伸ばしなさいと教える。
そのことですぐに成績が上がっていくわけではないが、意識しなければできないことを行うことで、自制心が身につく。
また、やり抜く力は、良い思い込みをさせること。
結果に対し、能力や家柄は関係なく、自分の努力がそうさせている。だから努力が必要であると。

その他、
・褒める時は、能力を褒めるのではなく、努力を褒める
・ゲームとテレビは1日1時間程度なら、ストレス発散や創造性を掻き立てる
・ご褒美は、アウトップット(テストなど)に与えるのではなく、インプット(本を読んだ、一時間勉強を頑張った)に与える
・同性の子供に対して、学習指導をしてあげることで効果が上がる
※勉強やりなさいと言っているだけでは効果がない

上記を実践すると、子どもの学力が向上し、自己肯定感が増し、将来的に良い方向へ進む手助けとなるはずだ。

私も、実践してみよう!

山口絵理子氏(アパレルブランド:マザーハウス社長)
この人のバイタリティーと、商品がもつストーリーを感じずにはいられない。
学生時代は、柔道で一番になることを志し、高校では男子部員に混ざって練習を重ねる日々。その中で培った、推進力とガッツが彼女のバイタリティーの根源であろう。柔道一筋の彼女が、慶應大学に入り、国際機関でインターンのようなことをやり、バングラディッシュに渡り、自身の違和感と葛藤しながら成長していく様子をシンプルに、そして情熱的に書いている。読んでいて、気持ちいいというか、痛快というか。チャレンジし続けて、当たり続けているからこそ見える世界を見ているなと思う。
バングラで作っているというだけでは売れない。そこに、品質とコストと全てが合わさって初めて売れる。商売は社会貢献ではない。良い商品には、良いストーリーがあると言われるが、それを生み出すのは、情熱である。
熱があるところには、人は集まる。

日本のような恵まれた国で、やりたいことをやらずに、なかなかアクションを起こさない自分にとって、本書は良薬である。

NPのホリエモンと鈴木氏の対談の中で紹介されていた本。
読みやすい、分かりやすい、思い浮かべやすい、とても素晴らしい本。
NetflixやアメーバTVなどテレビを脅かす存在が日々勢力をか拡大していく中で、共存しつつ、テレビの優位性を保っていかなければならないという事実。鈴木氏は、企画を通してテレビを日本を元気にしていかなければならないと説く。今回は、内容をかいつまんで紹介という形で書いていきたいと思う。

・器を変える。
洋食器と和食器に同じものをのせたら見え方が変わるように、企画も同じで、同じ恋愛でも20代が出演するのか、50代が出演するのかでターゲットや新鮮味が変わってくる。

・企画を通す前に、自分に興味をもってもらう。
面白いことをやっている人の話は自然に聞くようになる。今いる場所や立場からできるだけ遠い人と交流を持っていくことが面白くなる秘訣。

・情報が一定量を超えると頭の中の検索エンジンが稼働し始める。
本でも、映画でも初めのうちは内容を覚えていないことが多いが、ある一定時期を過ぎるとそれが自分の中で整理され、検索エンジンとしてかどうする。鈴木氏は年間365本の映画を観るらしい。またその際に、自分の好みではなく他人の好みであることが、企画にレバレッジをかけるポイントだとか。

・人生最大の不幸をエンターテイメントに変える。
鈴木氏は、20代前半から父親の借金を背負いながら生きてきたという。借金が発覚した時は愕然とし、企画など考えられない状態であったが上司から、「それをおもしろく話してみろ」といわれ、会議でおもしろく話した結果仲間から励まされ、ネガティブを企画にすることで共感が得られことを学んだという。

・企画には自分らしさを盛り込むことが大切。
オリジナルとは、何かと何かの掛け算に過ぎず、所詮自分の考えた事は誰かも考えている。その中で、自分の思いであったり考えを盛り込むことは、企画に命を吹き込むことになる。

その他
・「あるある」が企画にとって最大の追い風。特にネガティブなあるある。
・「近いもの」×「遠いもの」をくっつける。
・タイトルは略せるものやネガティブ×ポジティブがいい。
・人の興味の裏には、感情とリアリティーがある。
・贈り物には企画力が試される。
・あえて鼻に付く企画をつくる。鼻につかなければ、普通であるといこと。
・人が隠したいことこそ魅力的なコンテンツになる
・企画を実現するためには、一回バカになる
・10人中10人が面白いという企画はつまらない

「やろうと思っている」と「やる」の間には大きな川が流れている。だからこそ、やる側の人間になりたいと思う。

この本は、鈴木氏の言葉に、刺激を受け続けることのできる良書である。



このタイトルで、引き込まれる。

最近の著名人不倫騒動からも関心は高いはずだ。

しかし、購入まで行く人の割合は多くはないだろう。

不倫=タブー

紛れもない事実がそこにはあり、興味はあるけど、うしろめたさが勝る。

そんな聖域なのかもしれない。

不倫を肯定しているわけではないが、不倫は無くならないと作者は言う。

一夫一婦制は完ぺきなものではないが、それを超える制度も無い。

人間が生きているか限り、不倫の当事者になる。それは、加害者であり、被害者であり、反対論者であるという意味で。

ならば、ハームリダラクション的(ドラッグの全面禁煙は依存者にとって更なる苦痛を与えることから、代替方法や軽度ドラックを与え依存性をなくしていく)な考え方で、不倫を見ていく。スワッピングやポリアモリー(複数婚など)を通して不倫による災害を最小限にしていく。むしろ、お互いが自立した人間になるためにもパートナーに寛容になる。そんなことを説いている。しかし、ここでは嫉妬による関係の崩壊などの矛盾もはらんでおり、完ぺきではないと、作者は言う。だから、“抜きどこ”をどこに設定するのかが大切。もっと言えば、経済的、精神的、肉体的に自立した人でなければ不倫はうまくいかないし、やるべきではないと。一番重要なのは、“ばれないように”やること。

この考え方が、未来のスタンダードになるとは到底思えないが、本書の考え方を理解し、不倫文化の歴史と現状、対策法について学びたい方は是非お読みいただきたい。

注意事項としては、本を定期的読む習慣がある方以外は、タイトルだけでパートナーにいらぬ嫉妬や誤解を招く恐れがあるので、“ばれないように”読むべきである。



圧倒的な世界観に引き込まれ、ずっとその本の事を考えるていたのは初めてでした。速読よりは遅いけど、早読くらいはできていると思うのですが、今回は分量も多く(ハードカバー3冊、各500ページ)かなり苦戦しました。しかし、活字の海に放り出させるあの感覚は圧巻。

主人公の男女のバックグランドを探りながら、最後には2人がつながる。
主人公を取り巻く凄腕のプロや、この本を迷宮へと導く少女。
人間が死を覚悟した時のリアルな吐息。
日本の80年代、新興宗教やオカルト的なものが徐々に勢力をなしていく描写を細かく描く。
フィクションなのに、なぜか本当っぽく思える。
それは、紛れもない事実として後の日本に新興宗教が大きな影響を与えたからに他ならない。

面白い。は人により違うが、
深い。それが1Q84なのかな、と思います。

久しぶりの投稿。

今回は、時をかける佐渡島庸平さんの作品。
かなり斬新な考え方を提示してくれた。

仮説が世界を作ってきたということ。
どっかできたことあると思うけど、人の想像が世界を作るってやつ。
でも実際そうで、あそこまでもっと早くいきたいと思ったから、車ができ
もっと早く計算して遊びたいからパソコンが進化して
みたいなことが起きている。

発想の仕方。
これは、物事を定義付けして、そこに新たな視点を足すこと。
私が最近発見した、パンに乗せるスライスチョコ。これはまさに、既存のスライスチーズに、
甘いものも便利に乗せることができればという発想。
それにプラスして、宇宙時的な発想。要は、固定概念にとらわれないような思考。これは訓練であり、継続。突拍子もない意見は、いつも言えるのではなく、訓練いより生まれる。まさにそうだと思う。

お金の変わり目に世の中が変わる事実。
意識したことはあるだろうか、お金と時代の転換。
例えば、物々交換から貨幣に変わって、それが一気に人々を変えた
例えば、江戸時代、貨幣経済が浸透してきて一気に明治維新
そして今、電子マネーやBitcoin、これはまさに時代が大きく動く時
身を任せてはいられない、
ちなみに、時代の大きな転換というものは、国区民の大半が後から気づく
約15%の人たちに自分ごと化された時に、時代が動くと言われていて、そのほかの人は、後で知る。そうはなりたくない。

リスクの捉え方
リスクとは何か?
お金がなくなること。安定して暮らせないこと。、、、違う!
死ぬ前に、もっとやれた~って後悔すること。
これは間違いない。実際に死ぬ前に、この言葉を発する人は多いらしい。
先人たちは身をもって教えてくれている。
私にとってのリスクは、ずっとそこにいて、思考を止めて、最後に体も止まってしまうこと。

その為に、真似をする。
人の真似からオリジナルにしていく。


なんか、元気でた。
そして、久しぶりのブログを書きましたとさ。

ちなみに、サンタクロースっていつ、いないって知ったのかな、みんなは?
それは、どんなタイミングで、誰によって言われたのかな?