この記事でお話しする雇用保険と
次回の記事でお話しする
労災保険の2つを合わせて
労働保険とも呼びます。
今までに紹介した、
健康保険、介護保険、厚生年金保険は、
普段の生活を支えるものでしたが、
雇用保険と労災保険は、
職業生活の安心を守るためのものです。
本日は
<雇用保険の主な役割>
<保険料>
についてお話しします。
![メガネ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/427.png)
<雇用保険の主な役割>
仕事ができなくなった時の
生活を守ることです。
他にも、新しい仕事に
就けるように訓練することも
その役割の一つです。
<保険料>
雇用保険料は、健康保険料などのように
算出した保険料を
会社と本人で折半するのではなく、
本人が負担するべき保険料率と、
会社が負担するべき保険料率
が決まっています。
雇用保険料率は
事業の種類によって異なり、
建設の事業は1.2%
農林水産業、清酒製造業は1.1%
そのほかの一般の事業は0.9%です。
これは令和2年度のもので、
毎年度見直されます。
また、健康保険料などのように、
標準報酬を定めるのではなく、
実際にその月支給された給与に
保険料率をかけることで算出します。
健康保険や厚生年金保険などに比べて
保険料率は低いですが、
育児や介護によって休業した時や、
高齢になってからも働き続けた時
などにも給付があり、
失業時以外にも、メリットのある社会保険です。