本当に飛んでいるみたい(ストーク修復 57) | オバサン、52歳からのオートバイ挑戦日記

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2021年10月18日 月曜日

 

吊り下げ作業の朝、

 

ストークの結界を解いた、

 

パイプ椅子と三角コーンに巻き付けたビニールひも、

 

A4コピー用紙に書いた私の手書きの注意書き、

 

 

もう用済みなので、誰も気にせず、ゴミとして捨てられたが、

 

石井さんだけは、「記念に1枚取っておくよ」と注意書きの紙を残してくれたので、嬉しかった

 

 

結界が解かれたストークは、むき出しになり、不安な気持ちがよぎったが、

 

もうすぐ、誰の手も届かない所へ行くのだから、と自分に言い聞かせた

 

 

午前8時50分

 

科博の鈴木さん、展示業者の田中さん、吊り下げ作業員の若衆が格納庫に集まってきた、

 

一同で最終打ち合わせをし、

 

いよいよ吊り下げ作業のスタートだ

 

まずは、ストークのコクピットの下に台車をかませ、零戦の前からYS-11の前まで移動、

 

台車は田中さん、翼端を生出さんと大関さん、尾翼を高橋さんが支え、石井さんの掛け声を頼りにストークを動かす、

 

 

YS-11の前まできたら台車を外し、ストークの吊り金具にワイヤーをかけ、

 

釣り天秤で手で加減しながら、ゆっくりゆっくり上げていく、

 

 

1m、2m、3m・・・

 

ちょうど4mくらいになったとき、

 

ストークの背後から作業を見守っていた私は、全身に電気が走ったような感動を覚えた

 

すると、私の横にいた吉川さんもこう叫んだ

 

「ああ!興奮します!世界記録の時、加藤はちょうどこのくらいの高さで飛んでいたんです!」

 

 

 

 

午後12時30分

 

8mの高さから吊り下げられたストークは、

 

本当に飛んでいるみたいだった

 

朝食

きんぴら、しば漬け、餅入りオムレツ、油揚げとほうれん草の味噌汁

 

昼食

お好み焼き(ツナ、キャベツ、卵)ぜんざい

 

夕食

大関さんを小山駅まで送る途中で、みんなで丸亀製麵

 

~つづく~