2021年9月29日 水曜日
力作の紙管フレームは、今朝、完成、
ストーク本体の修復も9割方は終了、
残す作業はあと3つ、
一、キャノピーの外皮貼り、
二、コクピット周囲の成形材修復、
三、主翼接合部のカバー取り付け、
この3つのうち、一と二は問題ない、
数日あれば、綺麗に完成するだろう、
問題なのは、三のカバー取り付けだ、
これは、46年前の記録がほとんどなく、メンバーたちの記憶にもない、
「主翼接合部カバー」とは、
分割式のストークの翼を組み立てた時、
接合部分の桁が10㎝ほどむき出しになるので、
そのむき出し部分を覆うスチレンペーパーのことである、
不思議なことに、そのスチレンペーパーをどんな風に取り付けたか、
だれも正確に思い出せないのだ、
1976年2月29日のロールアウトから、
1977年1月の世界記録更新飛行と日本初電動飛行まで、
127回の試験飛行をしたストークは、
学外(自衛隊下総航空基地)で飛ばせるチャンスがある度に、分解組み立てし、
その度に、スチレンペーパーのカバーをつけたり、はがしたりしたわけで、
いわば、そのカバーは使い捨てのようなものである、
後生大事に、最初に製作したカバーを使い続けたのではなく、
古くなったら、新しいスチレンペーパーに変え、
装着方法も改良を加えつつ、
いかに早く、いかに美しくカバーリングするかを追及したはずである、
けれども、46年経った今、その美しいカバーリングの正確な方法は、
誰の記憶からも消し飛んで、また、ストークの翼にも変形がきているので、現状からも図り知ることができないのだ、
接合部分の周囲をラップすれば、話は簡単なのだが、
そんな安直で不格好な方法は、石井さんの納得がいくわけもなく、
時間をかけて、もう一度、徹底的に調査することになった、
期限は10月18日の吊り上げ日、
今日は9月29日なので、あと20日、
カバーリングの調査と休暇をかねて、いったん修復チームは今日のお昼で解散し、
10日後の10月10日、再び、集合となった、
朝食
アジのソテー、長ネギのマヨネーズ焼き、味噌汁、白ごはん、
昼食
大根菜と鮭のふりかけ、白ごはん、レンコンサラダ、
夕食(お弁当にして、みんなに渡した)
大根菜のごはん、焼き鳥、
~つづく~