1月17日金曜日雨ですが、朝に八朔を出荷したあと
海南市下津町の『福勝寺』に行って来ました。
「紀三井寺速駈け詣り」の記事を先に書いていたのですが、
写真選びと編集に時間がかかっておりますので、今回の
記事を先に投稿します
海南市下津町(旧下津町)には長保寺、善福院と言った国宝のあるお寺も
あり、由緒深い神社もあります。熊野古道も通っていて、有名どころと違った
寺社めぐりを楽しめる地域でもあります。コアな寺社巡らーさんにはお奨めです
そんな下津にある『岩屋山金剛寿院 福勝寺』
こちらもお薦めのお寺です。本堂、求聞持堂、鐘楼が重要文化財で
境内には名勝「裏見の滝」もあります。「恨みの滝」ではありません
本堂近くまで車で行けますが、あえて長い階段を行きます
階段上り口にありました
このカエルさんはは何を意味してるんかな~
【山口誓子の句碑】
「蜜柑山 南へ 袖を 両開き」
山口誓子が下津へ訪れて読んだ句です
この階段で「速駈け」の練習しても良かった
ちょっと読みにくいですので、次の写真で
【福勝寺略縁起】
字が小さいので拡大して読んで下さい
境内から見る風景
下津と言えば、「蔵出しみかん」が有名です。
奥が【本堂】、手前が【求聞持堂 (能満堂)】
御住職に本堂、求聞持堂をご案内して頂き貴重なお話や、仏像など
拝見させて頂きました。ありがとうございました。
ここで行をすることで能力が満ちるから「能満堂」
ふむふむ、なるほど~
この求聞持堂が江戸時代からの建物なので隣接の
本堂も一緒に重文に指定されたそうです
【本堂 (千手堂)】
御縁ということで念仏まであげて頂きました
恐縮です。
ふむふむ、なるほど
本堂に祀られる千手観音様は美しいお姿です。
【鐘楼】
本堂西側の縁に「天狗の手形」があります
赤い矢印のところです。
【天狗の手形】
【天狗の手形の由来】
本堂西側奥にある『滝』です
これが【裏見の滝】です
その裏見の滝のすぐ近くまで行きます
水が落ちるのを間近で拝見できます
岩の下には弘法大師御作の「不動明王」も祀られます
ふむふむ、なるほど
水が流れ落ちるのを滝の裏側から見ることが出来るので「裏見の滝」です。
紀州徳川家初代藩主・徳川頼宜(南龍公)がな名付けたそうです。
【紀州徳川家初代藩主 徳川頼宜 (南龍公)】
この日はたしかに小雨が降ってましたが、これは雨ではありません
滝の裏側から水が落ちるのを見てます
雨が降っていたので、滝から落ちる水量も多いです
なんとも珍しい光景です
京都の聖護院、三宝院は修験道の総本山ですが、毎年熊野詣で
に峰入りした際には、御門跡が100~200人もの修験者を連れ、福勝寺
に宿泊や休憩が慣習となっていたそうです。
「裏見の滝」を正面から見てます。
「本堂・求聞持堂・鐘楼」を東側から見てます
さらに境内には浄土真宗の宗祖「蓮如上人」も
留まった伝わる【名号堂】があります
ふむふむ、なるほど、福勝寺は真言宗のお寺です
福勝寺の階段前にある、みかん発祥の地【六本樹の丘】
「橘」の木を日本に初めて伝えたという田道間守を祀る橘本神社
もこの近くにあります。また改めて書こうと思います。
「六本の橘の木」が植えられていました
【御朱印】
本堂と裏見の滝、二種頂きました。
お忙しい中、丁寧な応対をして頂きありがとうございました。
福勝寺からさらに上に行くと「峠の地蔵さん」地蔵峰寺もあります
この日はこれで帰路に着きました
ではまた次回に