連凧の1枚1枚が生まれ変わった人生 | 風知風束(ふうちふうつか) 魂、精霊、風との対話

風知風束(ふうちふうつか) 魂、精霊、風との対話

霊性、祖霊、魂、精霊、生霊など見えない存在、植物、動物など言葉をもたない存在と対話して自分の役割(本質本性)を知り、風と対話してご縁の結び目を解くことで、この世あの世さらにはその向こう側の謎を解いていきます。

凧は正月の遊び、風物詩です。今は空き地が少なくなったので揚げている子供は見かけなくなりました。

私は兄やいとこ、近所のガキ大将に教わって凧揚げを覚えました。50メートルほど糸を出して揚げたときもありました。天下をとったような気分です(笑)

漫画や時代劇で、忍者は大凧に乗って敵陣へ乗り込み、驚かせます。私も1度乗ってみたいです。

凧凧揚がれ天まで揚がれ!

輪廻転生の凧は連凧です。枚数は個人によって違います。50~100をゆうに超えるものもあります。ただし枚数は多ければいいというものではないようです。魂の糸捌きを無視して自殺を繰り返すと同じ絵柄の連凧が増えていきます。

凧は四隅(三角凧なら三隅から3本)から伸ばした4本の糸を束ね五円玉の穴に通して中心をとり、伸ばす凧糸に結びます。中心がとれていないとうまく揚がらないでくるくる回って落ちてしまいます。

2本の凧の足の長さもバランスを取るためのもので、その塩梅は経験がものをいいます。

連凧の中心の取り方は難しいでしょうね。私は揚げたことがありません。

100枚を超えることがある連凧がこの世を吹く風になびいています。ときどき大きくゆらぎます。無風だと落ちそうにもなります。凧の糸を握って引っ張ったりゆるめたりして調子をとって、風に乗せて落ちないようにしているのは自分の無二の魂です。腕の見せ所です。

連凧の、揚げ手(魂)に近いほうの凧が今世で、空に舞っている一番高いところにある凧が幾度とくりかえす転生の始めです。

時空を超えた連凧と1本の凧糸、凧は1回1回の時空、つまりこの世、人生、絵柄はそのつど描かれ1つとして同じものは、ふつうはありません。

連凧は生まれ変わりを繰り返す自分がいくども転生して宿った凧が自分、凧糸を操るのは不変の魂です。凧は変わっても宿る「自分」も同じです。

100回生まれ変われば100の凧が連なり繋がっています。「自分」とは個体一代限りではなく連綿とつづきます。 ただし私たちは幾度となく生まれ変わる人生の記憶も意識も思考も想いも覚えていません、消されて生まれ変わってきます。 知っているのは魂です。

魂は連凧1枚1枚の絵柄(人生)を楽しみながら、ときに反省することもあるようです。ただ、自分が描いた絵柄(脚本、演出、背景、小道具、共演者)に悔いはないです。後戻りしたくともできません。

一方、舞台の演者…俳優である私たちは自分の舞台を客席から観ることはできません。悲しい演技をしているのに観客は笑っていることもあります。そうかと思うと、この場面で観客が泣く?と思うこともあります。

何度生まれ変わっても体験は生きていないので(笑)、大根役者はいつも大根役者、喜劇役者は喜劇役者で描かれることもあります。シリアスな役が上手い俳優もいるでしょう。

ただ100枚の連凧のどこを観ても金太郎飴の絵柄は出てきます。何度も何度も同じ役をやらないと人間は進歩しないのです。

いつの日か、今、この世の現実にいる私たちが魂に転生して連凧の糸を操ります。

魂は何枚凧を天空に泳がせたら惑星に転生できるのでしょうか?

ちょっと前まで私のそばに寄り添っていた魂は、私たちの人生舞台をピノキオに例えていましたが、突然1月末に、新しい魂を私に紹介して惑星に転生していきました。

今度の魂は人生舞台を連凧に例えています。

魂歴1ヶ月の魂です。