禁○ | 風知風束(ふうちふうつか) 魂、精霊、風との対話

風知風束(ふうちふうつか) 魂、精霊、風との対話

霊性、祖霊、魂、精霊、生霊など見えない存在、植物、動物など言葉をもたない存在と対話して自分の役割(本質本性)を知り、風と対話してご縁の結び目を解くことで、この世あの世さらにはその向こう側の謎を解いていきます。

(499ー8)
○の中に、あなたに当てはまる言葉を入れてみてください。

私の人生で唯一成功したのは禁煙です。やめて27年経ちました。日に2箱半吸っていたので、やめていなければ「私はこれで人生をやめました」(こんなCMありました)になっていたと思います。

十数回というチャレンジの果てにやっと成功したのは、晩婚だったので2人の子供が20歳になるまではとりあえず生きていようとつらつら思ったとき、限界の年齢、40歳だったからです。

3日とできなかったのは十代の頃の禁オナです。当時付き合っていた年上の彼女曰く「私がいるのに?」と驚いていました。

性欲は個人差が激しいです。思い起こせばあれから50年(綾小路きみまろ風に)、ようやく落ち着いてきたようです。寂しさ半分、安らぎ半分。でも、この境地(大げさ、笑)は、年下の彼女のお陰もあります。たまにしか会えないので溜まらないようにしてくれます。ありがたいことであります。感謝です。

ちなみに歳をとっても溜めないほうが健康にいいそうです。

付き合った彼女でいえば、初め良ければ終わりよし、ですかね。元妻とは「初め毎日、中パッパ、赤子育てばご用済み」(笑)

今日は下ネタでいくぞ…と思いきや、方向転換です。

さて禁酒中です。1年の計は元旦にあり。1年に元旦が何回もある人もいるでしょう。意思薄弱といってはかわいそう。嗜好、欲を断つのはそのくらい難しいです。まあ、毎日でも正月やってください。いつか成就するかもしないかも。

無慈悲な医師「命が大切にだったらやめましょう」
温情な医師「徐々にがんばってみましょう」

禁○、○禁…○は後についても前についてもどちらでもいいのですが、元旦に貼り紙をしたことのある人は手を上げてください。けっこういますね。で、成功した人は?

禁○は貼り紙をするより、大々的に家族友人知人に言いふらしたほうが効果があるように思います。まあ禁オナは、人には言えませんけどね(笑)作家の五木寛之は「両手を縛って寝た」と書いています。そこまでやると作家になれるのですかね?

部族の掟、法律より、個人的な禁を守ることが自分を律することの初めの一歩です。これができる人は、よほどの情況に出くわさないかぎり掟、法律は犯さないでしょう。と、思います。

自分を律することができれば禁○のオンパレードである掟、法律は無用になるかもしれません。

禁○するのは人間だけでしょうか?

禁○のいいこと…身体のことが心配で禁○したのなら、それなりの効果はあるかもしれませんが、手遅れかもしれません。金銭的なことは目に見えて出費が減っていきます。ただし人間関係がよくもわるくもなるでしょう。一概には言えません。

とはいえ、理由が何であり、自分で決心した禁○ができないのが人間の性(さが)ですが、その前になぜ禁○するのでしょう?

嗜好、欲が多いいからでしょうか?ストイックに追い込むのが好きなのでしょうか?宗教と無関係ではなさそうですね。神に頼まれもしないのに唯一神を創り出して、やれしてはいけないこと、それを守ることが立派なことに置き換えられて自らを縛ってしまったのでしょう。禁○を定めず素朴な信仰であったら、人間は人を傷つけずに、もっとおおらかに生きていけたと思います。

掟、法律を守ることは個人の嗜好、欲を抑え込んでいます。なのでよけい掟破りが出てくるのです。人間の本性は「○○を犯すな」と言われなければ犯してしまうほどの嗜好、欲は持ち合わせていなかったのですが、禁○が個人の自律心の発達を阻害しています。

宗教でも日本の古神道には天国地獄、戒めはなかったと思います。あったのはせいぜい浄不浄の区別くらいではないでしょうか?ご加護、天命という発想は言葉を得て自分の想い、言動を説明するようになってからのことでしょう。

自分の想い、言動を必要以上に自分に説明することは理にかなったことではありません。この世の罠にはまります。落とし穴を掘って自ら堕ちて這い上がれない状態です。浄不浄だけを心がけていればいいものを、欲、嗜好に振り回されることが生きるになってしまいました。

本来は、目の前の事象をありのまま受け入れることが自分と周囲との関係であり、生きることだったと思います。

腹が減ったら死ぬだけです。

自分と悪戦苦闘することで便利欲嗜好をゲットしましたが、悪戦苦闘することで失ったものは得たものより多いでしょう。

ただ今4年ぶりの禁酒中です。悪戦苦闘はしていないです。なので続けています。

よく眠れます。今までは飲んだアルコールを私が寝ている間も身体は休まず処理していたので疲労が抜けなかったのですね。

飲まないほうが身体が楽ということを飲酒歴48年ではじめてしりました。タバコをやめたときのような七転八倒の苦しみ(笑)はありません。

「身体が楽」が「呑みたい」を消してくれています。

苦ではなく楽になるので続けられると思いますが、酔った状態もすてがたいのでときどき飲みます。

タバコは目が覚めて起きている間中のこだわり、中毒ですから今でも1本吸ったらたちまちヘビースモーカーに戻ってしまいいそうです。かたや酒は夕方からの4時間くらいが勝負ですから…大丈夫でしょう。

身体が「何かをやめる」ことを伝えてきたときは聞く耳をもってみることをおすすめします。

自分から身体に頼まれもしないのに禁○を決意したことは往々にして頓挫します。それでもやめたい、あるいは医師にすすめられた時は、入院するのが最善の方法です。まあ、刑務所でもいいですけどね(笑)

この世に禁○の種はつきまじ。

動物がやるのは直前の危険回避です。禁○という悠長な話ではないのです。