ALSと残留性有機汚染物質。 | やまいものsay it with flowers

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嚥下困難、上肢、肩の筋力低下があります。2015年3月6日にALSと診断されました。脚の調子はいいので、てくてくお散歩をつづけています、いまは小康状態かな。
いままでのALSブログのまとめは、右欄で。。

ALS(筋萎縮側索硬化症)について

 

 

 

環境因子はとても重要ですが、

 

 

 

今回はそのうち、残留性有機汚染物質*との関係。

 

 

 

いろいろな物質があって、ALSのリスクと関連するようです。。

 

 

 

よろしければお付き合いください。

 

 

 

 

*残留性有機汚染物質(POPs:詳しくは→こちら

 

 

 

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論文を書いたのは米国アメリカミシガン大のグループ

 

 

筆頭はステファン先生

 

Stephen A Goutman 准教授

 

 

 

雑誌は最新のJNNPに掲載されました。(文献1)

 

 

JNNPは神経学の世界トップの雑誌です。

 

 

 

 

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概要

 

 

 

 対象はALS 患者さん164 人で、血液サンプルの分析です。

 

 

 

残留性有機汚染物質のうち一部の物質(おもに殺虫剤にふくまれる物質)はALSの有病リスクを 2.6 倍に高めました (p<0.001)。

 

 

 

また残留性有機汚染物質が累積すると、ALS死亡率は1.7倍になりました。



残留性有機汚染物質が ALS のリスクと進行の要因であることを裏付けるものです。

 

 

 

今後、リスク低減が考慮されるべきでしょう。

 

 

 

 

 

 

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感想

 

 

 

いままで、いわれてきたことですが、

 

 

 

ALSと残留性有機汚染物質との関連。

 

 

 

明確になってきたようですね。

 

 

 

ミシガン大学の先生方および患者さんのご尽力に感謝いたしますお願い

 

 

 

いっぽうこの問題は奥深いものなので、ALSをふくめ、さまざまな側面があるかもしれませんはてなマーク

 

 

 

かげに潜んでいるリスク。

 

 

 

なるべく最小限でいきたいものですねうずまき

 

 

 

粘って粘っていきましょう!

 

 

 

 

 

ここまでご覧いただきありがとうございましたお願い

 

 

 

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文献

 

 

 

1 Stephen A Goutman, Jonathan Boss, Dae-Gyu Jang, Bhramar Mukherjee, Rudy J Richardson , Stuart Batterman , Eva L Feldman. Environmental risk scores of persistent organic pollutants associate with higher ALS risk and shorter survival in a new Michigan case/control cohort J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2024 Feb 14;95(3):241-248. doi: 10.1136/jnnp-2023-332121.