ALS(筋萎縮側索硬化症)について
TUDCA(タウロウルソデオキシコール酸)の有効性が発表されましたね。(文献1)
お薬も実用性の高いものですね。
その効果、改めてみてみましょう
主研究者はイタリア/モデナ大学の
ジェシカ先生
Jessica Mandrioli,MD
ジェシカ先生は欧州のALS研究のリーダー、論文はeBioMedicineの2023年11月号(文献1)、超一流誌です。
(モデナはフェラーリの生まれ故郷でしょうか?)
難病ALSへのTUDCAの効果が
1)多数例で証明され (TUDCA86例とTUDCA治療を受けていない172例の比較)
2)生存率に有意差がみとめられ (+13か月の生命予後、37%の改善効果)
3)副作用も軽度で少数でした。(約8%に消化器症状)
感想
いい結果ですね。
TUDCAには細胞保護作用や、アポトーシス防止効果があるとのこと(文献1)。
期待できますね。
第3相もまもなくだと思います。
いろいろな方法を駆使して
粘って粘っていきましょう
ここまでご覧いただきありがとうございました
文献
1 Elisabetta Zucchi Umberto Maria Musazzi ,Jessica Mandrioli et al. Effect of tauroursodeoxycholic acid on survival and safety in amyotrophic lateral sclerosis: a retrospective population-based cohort study eBiomedecine 2023 VOLUME 65, 102256, NOVEMBER 2023 DOI:https://doi.org/10.1016/j.eclinm