七生養護学校事件・1審原告らは,養護学校の教員又は生徒の保護者等であり,1審被告都議らが都議会の | 法律大好きのブログ(弁護士村田英幸)

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七生養護学校事件・1審原告らは,養護学校の教員又は生徒の保護者等であり,1審被告都議らが都議会の質問で,養護学校の性教育が不適切であると判断し,保健室に保管されていた性教育教材を視察し,教員らを批判し,1審被告都教委が都議らの質問に対し,性教育が不適切である答弁をし,教員らを厳重注意し配置換え等をした行為及び被告新聞社が同学校の性教育を「過激な性教育」とする記事を掲載したこと等につき,損害賠償及び謝罪広告掲載等を,1審被告らに求めた事案である。

 

 

              各損害賠償等請求控訴事件

【事件番号】      東京高等裁判所判決/平成21年(ネ)第2622号

【判決日付】      平成23年9月16日

【判示事項】      1審原告らは,養護学校の教員又は生徒の保護者等であり,1審被告東京都議会議員らが東京都議会の質問で,養護学校の性教育が不適切であると判断し,保健室に保管されていた性教育教材を視察し,教員らを批判し,1審被告都教委が都議らの質問に対し,性教育が不適切である答弁をし,教員らを厳重注意し配置換え等をした行為及び被告新聞社が同学校の性教育を「過激な性教育」とする記事を掲載したこと等につき,損害賠償及び謝罪広告掲載等を,1審被告らに求めた事案である。

原審は,1審原告らの請求を一部認容したため,1審被告ら(都教委を除く)及び1審原告らが控訴した。

控訴裁判所は,原判決は相当であるとして,各控訴をいずれも棄却した事例

【掲載誌】        LLI/DB 判例秘書登載