特例有限会社について解散判決がされた事例
東京地方裁判所判決/平成29年(ワ)第43836号
令和元年8月30日
会社解散請求事件
【判示事項】 1 保有する株式に対して差押命令を受けた株主に会社解散の訴えの原告適格を認めた事例
【判決要旨】 1 その保有する株式について差押えおよび仮差押えがあっても、株主は会社の解散の訴えの原告適格を失わない。
2 本件の事実関係の下では、会社が業務の執行において著しく困難な状況に至り、会社に回復することができない損害が生じ、または生ずるおそれがあり、やむを得ない事由があるから会社を解散する。
【参照条文】 民事訴訟法第2編第1章
民事執行法145
会社法833-1
【掲載誌】 判例タイムズ1469号249頁
金融・商事判例1584号40頁