実名犯罪報道とプライバシー | 法律大好きのブログ(弁護士村田英幸)

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東京高等裁判所判決/平成27年(ネ)第5700号

【判決日付】 平成28年3月9日

損害賠償等請求控訴事件

【判示事項】 控訴人が,被控訴人3社の発行する各日刊新聞に掲載された実名による逮捕等に関する記事により名誉を毀損されたとし,損害賠償と謝罪広告の掲載を求め,原審が,1社のみに対する賠償請求の一部を認容したのに対し,控訴した事案。

控訴審は,本件記事は,控訴人が偽造契約書を行使した犯罪者であるなどの断定的な印象を受けるものとは認められないなどとして,プライバシー侵害による不法行為は成立しないとしたが,被告のうち1社の記事は,警察発表と異なる逮捕罪名など控訴人の名誉を毀損した不法行為が成立するとし,原判決の認容した賠償額を増額した事例

【掲載誌】  LLI/DB 判例秘書登載