三木義一・占部裕典『租税判例分析ファイル3相続税法・消費税法』
税務経理協会、平成21年
『租税法判例百選』に掲載されている論点は載っている。
最高裁判例になっているものも含まれている。
第3巻では、相続税法・消費税法が対象なので、判例百選に掲載されていない論点も含まれている。
判例百選では解説が簡潔すぎて、よく理解できなかった理由付けも、この本では、詳細に解説されており、よく理解できる。
納税者・税理士、課税庁、研究者、国税不服審判所・裁判所のそれぞれの立場が書いてあるので、租税法の考え方を立体的に理解するのに良いであろう。
上記書籍のうち、以下の部分を読み終えました。
相続税法
2 相続税法7条における「当該財産の時価」
6 遺産分割による代償金、遺留分減殺請求による価額弁償金との関係
7 遺留分減殺請求と相続税の取得費加算の加算の特例
(注)上記6と7の項目は関連している。
10 認知の確定と後発的更正の請求