夫の熱は、1週間かけて、徐々に安定していきました。
その間、部屋の移動が2回ありました。

最初入院したときは、6人部屋で、窮屈な感じでした。
部屋に入ると、両側にベッドが3台ずつ並んでいて、その真ん中のベッドでした。
間もなく、窓際のベッドの人が退院して空いたので、そこに移してもらうように頼んだのですが、あいにく、痰の吸引器が、一つの壁に1台ずつしかなく、窓際のベッドには届かない位置でした。
この病院には、4人部屋もあるので、もしも空いたら移してくださいと頼んでおきました。

20日に4人部屋に移動しました。
4人部屋で、差額がかかる部屋もあるのですが、朝、電話で部屋の移動を伝えてくれた看護師さんが、差額のかからないお部屋ですからと言ってくれました。
その時に、今いる2階は、急患の人を受け入れるところで、しばらく治療が必要な人は3階か4階になります、このところ、急患の人が増えてきたので、もしかしたら、階を移動してもらうかもしれませんと言われました。

当初の予定では、1週間か10日で鼻チューブを入れてもらい、退院して家へと思っていたのですが、熱がでてしまってはどうにもなりません..。
これはしばらくかかってしまうかも..と思いました。

24日に3階に移動になりました。
階によって看護師さん達が変わります。
折角馴染んで、よくしてもらった看護師さん達とお別れです。

3階も4人部屋で、今度は窓際にしてもらえました。
この部屋は、病院の玄関の真上の位置になります。
玄関の前には、大きな木があって、美しい新緑の葉を茂らせています。
それがちょうど窓の正面に見えて、眺めていると心が安らぎます。

2階はいつもざわざわした雰囲気でしたが、3階は、静かでとても落ち着く環境です。
逆に静かすぎて、私のいない時間は刺激がなさすぎるんじゃないかと、心配になるくらいです。


夫の熱は、少し上がったり、下がったりしながらも、26日には、一日中平熱になりました。
ほっと一安心したのも束の間、翌27日、また39度越えの熱を出してしまいました..。
この日、IVHが入っていても、なんとかしてお風呂(シャワー)に入れてもらおうと、先生に相談しようとしていたのですが、それどころではありません。

痰が多くて、吸引しても、ひっきりなしに沸いて出てくるようでした。
痰を検査したところ、抗生剤が効かない菌が見つかったとのことでした..。
とりあえず、抗生剤の種類を変えてやってみるとのことでした。

前のF病院で、そけい部へCVカテーテルを設置して、なにかがうまくいかなくて高熱を出し、それ以来、抗生剤をずっと使っていました。
あの病院の入院期間中の半分は、抗生剤漬けでした。
耐性菌がでてきたとしても不思議はありません。

再び、エアウェイが差し込まれ、酸素カニューラがあてがわれていました。
ここまできたら、もうジタバタしても仕方ないな...と思いました。
先生を信じてお任せして、回復してくれるのを願う他ありません。

今日行ってみたら、幸い、熱は7度5分まで下がっていました。
酸素はまだついていましたが、エアウェイの方は抜かれていました。
痰は相変わらず多く、吸引してもすぐ溜まってしまう感じです。
熱が下がったということは、今回の抗生剤が効いてくれたのかなとも思います。
このまま回復して欲しいと願っています。





          
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