明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
結婚以来数十年、私たちはいつも一緒に新年を迎えていました。
今年は、大晦日も、元旦の朝も、夫は病院のベッドの上です。
なんだか、とても寂しく、なにかを忘れているような、物足りない年明けでした。
年末も年始もなく、ただ淡々と病院へ通っています。
30日に病院へ行ったとき、看護師さんが、私の顔を見るなり、今日はお風呂に入れようと思っていたけど、夕べからちょっとお熱を出されまして...と伝えてくれました。
抗生剤も入れているし、痰をインフルエンザの検査に回しているとのことでした。
インフルエンザは陰性とでたものの、熱は下がらず、微熱(7度1~3分)が続きました。
また肺炎かと心配しましたが、ここは病院だしという安心感もあり、それより、折角お風呂に入れるチャンスだったのになーと残念に思いました。
幸い大したこともなく、熱は2日には6度8分まで下がりました。
いつも通り、私がお湯をもらって用意していると、その日の担当の看護師さんがきて、あ、今日はお熱も下がったので、お風呂に入れる予定ですがと言ってくれました。
担当と、もう一人の看護師さんが来て、夫をストレッチャーに乗せました。
ベッドから移乗するとき、抱え上げるのかと思ったら、そうではなくて、体が乗るくらいの細長い板を取り出して、夫の体の下に差し込みました。
板には、筒状のよく滑りそうな布が巻いてありました。
その上で引っ張ると、夫の体は板の上を滑り、簡単にストレッチャーに乗りました。
布と板の間に、摩擦抵抗が少ないので、布が回る感じです。
もう一人の看護師さんは、すぐどこかへ行ってしまいました。
私はなんとなくストレッチャーに手をかけて、押してみました。
担当の看護師さんは、あーすみませんねぇと言いながら、同じ階のすぐ近くにある浴室へ誘導してくれました。
浴室に入ると、前も見たことはあるけど、どうやって使うのかわからなかった機械浴の浴槽がありました。
興味津々だったので、見ていていいですか?と聞いたら、ああ、どうぞ~、じゃそこにある長靴を履いて、これを着て下さいと、足まで届く長さのゴム製?のエプロンを渡されました。
ストレッチャーは、浴槽の脇に並べておいてあります。
まず、看護師さんが、おむつを外してくれました。
排便していて、水様状の便でした。
抗生剤を入れているので仕方ないです。
手際よく始末して、その後、病衣を脱がせました。
体が固くなっているので、大変そうで、一緒に手伝って脱がせました。
その後、丁度いい温度のシャワーを、夫の体にかけ、頭を洗ってくれました。
お湯はそのまま床に落ちますが、私たちは長靴を履いているので、大丈夫。
タオルに石けんをつけて、私にも渡してくれたので、一緒に丁寧にこすりました。
きれいになった夫を、これから浴槽に入れます。
ストレッチャーには金具がついていて、それを浴槽にあるレールと連結して、ストレッチャー毎浴槽の上に、移動しました。
ストレッチャーは、上部の体を乗せている部分と、下部の動かすための車輪がついている台の部分とに分かれました。
はあー!なるほど、こうやるんだー。
体が浴槽の真上になったところで、またリモコンを操作して、今度は支えている部分全体が、浴槽に沈んでいきました。
胸のあたりは、お湯がかぶるかかぶらないか程度の浅さです。
これなら心臓に負担もかからないんだろうなと思いました。
腰のあたりから、泡がでて、ジャグジー風呂でした。
夫は気持ちよさそう~。
いつも一人でお風呂に入れるんですか?と質問してみました。
いいえ、そうじゃないんだけど、今は人手が足りないので、と言っていました。
お正月ですからそりゃそうですよね。
手伝ってもらって助かります~。と言って下さいました。
いえいえとんでもない、こちらこそ、忙しいのに、お風呂に入れていただいて、感謝です。
ゆったりと湯船に浸かった後、さきほどと同じ手順で、ストレッチャーを外に出し、タオルで拭き上げました。
ドライヤーで髪の毛を乾かしてもらいました。
部屋に戻ってゆっくりして、口腔ケアをして、足指と足首のマッサージをして、満足した気持ちで帰りました。
今年は何もしないと言っていたら、実家の母が、というより、義妹(弟のお嫁さん)がおせちを作って送ってくれました。大晦日の夜に宅急便で届きました。

手作りのおせちを、お重にきれいに詰め合わせて送ってくれました。
元旦の朝に頂きました。
おいしかったです。
夫がいればもっとおいしかったでしょうけど。

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結婚以来数十年、私たちはいつも一緒に新年を迎えていました。
今年は、大晦日も、元旦の朝も、夫は病院のベッドの上です。
なんだか、とても寂しく、なにかを忘れているような、物足りない年明けでした。
年末も年始もなく、ただ淡々と病院へ通っています。
30日に病院へ行ったとき、看護師さんが、私の顔を見るなり、今日はお風呂に入れようと思っていたけど、夕べからちょっとお熱を出されまして...と伝えてくれました。
抗生剤も入れているし、痰をインフルエンザの検査に回しているとのことでした。
インフルエンザは陰性とでたものの、熱は下がらず、微熱(7度1~3分)が続きました。
また肺炎かと心配しましたが、ここは病院だしという安心感もあり、それより、折角お風呂に入れるチャンスだったのになーと残念に思いました。
幸い大したこともなく、熱は2日には6度8分まで下がりました。
いつも通り、私がお湯をもらって用意していると、その日の担当の看護師さんがきて、あ、今日はお熱も下がったので、お風呂に入れる予定ですがと言ってくれました。
担当と、もう一人の看護師さんが来て、夫をストレッチャーに乗せました。
ベッドから移乗するとき、抱え上げるのかと思ったら、そうではなくて、体が乗るくらいの細長い板を取り出して、夫の体の下に差し込みました。
板には、筒状のよく滑りそうな布が巻いてありました。
その上で引っ張ると、夫の体は板の上を滑り、簡単にストレッチャーに乗りました。
布と板の間に、摩擦抵抗が少ないので、布が回る感じです。
もう一人の看護師さんは、すぐどこかへ行ってしまいました。
私はなんとなくストレッチャーに手をかけて、押してみました。
担当の看護師さんは、あーすみませんねぇと言いながら、同じ階のすぐ近くにある浴室へ誘導してくれました。
浴室に入ると、前も見たことはあるけど、どうやって使うのかわからなかった機械浴の浴槽がありました。
興味津々だったので、見ていていいですか?と聞いたら、ああ、どうぞ~、じゃそこにある長靴を履いて、これを着て下さいと、足まで届く長さのゴム製?のエプロンを渡されました。
ストレッチャーは、浴槽の脇に並べておいてあります。
まず、看護師さんが、おむつを外してくれました。
排便していて、水様状の便でした。
抗生剤を入れているので仕方ないです。
手際よく始末して、その後、病衣を脱がせました。
体が固くなっているので、大変そうで、一緒に手伝って脱がせました。
その後、丁度いい温度のシャワーを、夫の体にかけ、頭を洗ってくれました。
お湯はそのまま床に落ちますが、私たちは長靴を履いているので、大丈夫。
タオルに石けんをつけて、私にも渡してくれたので、一緒に丁寧にこすりました。
きれいになった夫を、これから浴槽に入れます。
ストレッチャーには金具がついていて、それを浴槽にあるレールと連結して、ストレッチャー毎浴槽の上に、移動しました。
ストレッチャーは、上部の体を乗せている部分と、下部の動かすための車輪がついている台の部分とに分かれました。
はあー!なるほど、こうやるんだー。
体が浴槽の真上になったところで、またリモコンを操作して、今度は支えている部分全体が、浴槽に沈んでいきました。
胸のあたりは、お湯がかぶるかかぶらないか程度の浅さです。
これなら心臓に負担もかからないんだろうなと思いました。
腰のあたりから、泡がでて、ジャグジー風呂でした。
夫は気持ちよさそう~。
いつも一人でお風呂に入れるんですか?と質問してみました。
いいえ、そうじゃないんだけど、今は人手が足りないので、と言っていました。
お正月ですからそりゃそうですよね。
手伝ってもらって助かります~。と言って下さいました。
いえいえとんでもない、こちらこそ、忙しいのに、お風呂に入れていただいて、感謝です。
ゆったりと湯船に浸かった後、さきほどと同じ手順で、ストレッチャーを外に出し、タオルで拭き上げました。
ドライヤーで髪の毛を乾かしてもらいました。
部屋に戻ってゆっくりして、口腔ケアをして、足指と足首のマッサージをして、満足した気持ちで帰りました。
今年は何もしないと言っていたら、実家の母が、というより、義妹(弟のお嫁さん)がおせちを作って送ってくれました。大晦日の夜に宅急便で届きました。

手作りのおせちを、お重にきれいに詰め合わせて送ってくれました。
元旦の朝に頂きました。
おいしかったです。
夫がいればもっとおいしかったでしょうけど。

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