繋がれる日々と、サブ少年の男気 | 気がつけば天空の住人

気がつけば天空の住人

東京都西多摩郡檜原村、標高650mに建つ天空の家「晨隆庵」での暮らしを綴ります。住民票も移して、週末田舎暮らしは卒業!「気がつけば天空の住人」改め「気がつけば天空の住人」となりました。

ギックリ腰になってからもう4週間もたつというのに、いまだに身体のあちこちに不具合があります。

 

左側の膝や太もも外側の痛みや、腰の痛み。

左足で踏ん張った時の、とても頼りない感触。

まだまだ杖が手放せない日々が続いております。

 

情けないです。

 

 

さて、お馴染みのフクちゃんとサブちゃん。

訳あってここの所、ロープで繋がれて庭に出ております。

 

「来た来た!」

「アレ持って来たから、外に出られるもんね!」

 

 

さっそく道草を食い始めるフクちゃん。

 

 

真っすぐなんて歩かないもんね。

 

だって僕たち、ヤギだもん!

 

 

なんて言いながらも、何とか急斜面の庭を登って来たフクちゃんとサブちゃん。

 

 

「何か、前はもっと自由に好きな所に行けたような気がするけど…」

 

そう。

最近、再三にわたって「ご近所さんちの薔薇の芽を食べてしまう事件」が勃発。

やむなく、彼らをこうしてロープで繋ぐこととなった次第であります。

 

 

一度自由な生活を味わわせてしまった為、

ロープで繋ぎ始めた1日目と2日目には、しばらくの間鳴き通しの状態でした。

 

「メェ〜〜メェ〜〜メェ〜〜ッ!!」

 

聞いてる方も切なくなる鳴き声でした。

 

 

山の上とは言え、少し歩くとご近所さんちもあります。

午前中の放している間、ちょっちゅうヤギの居場所を確認してはおりました。

 

でも、彼らはちょっと目を離した隙にご近所に足を伸ばしていたようです。

 

 

彼らはとってもグルメで、

庭中を駆け巡り「こっちのこの草」「向こうのあの葉っぱ」と献立を組み立てていたんだと思います。

 

大好きな薔薇の莟をデザートにするために、ちょこっとご近所に足を伸ばし、

何も無かったように我家に戻って来ていたのかもしれません。

 

こんな贅沢をさせてしまったのは、私達飼い主の失敗であります。

ご近所さんには、ただただ申し訳ないと思っております。

 

 

「さて、今日はこのあたりの草を食べてもらおうかねぇ」

 

急斜面でロープを杭に繋ぐ作業は、しばらくは旦那さんの仕事。

私はまだ足が頼りなくて、この坂は登り降りは無理です。

 

 

鉄筋棒の先を曲げて、ここにロープを通し、

 

 

こんな感じで、地面に埋め込んで使っています。

 

フクちゃんとサブちゃんはこのロープに繋がれて、不自由ながらも草刈りのお仕事に邁進しております。

 

 

旦那さんは現在の露天風呂工事が終わったら、次は移動式の柵を作ると言っております。

この急斜面で使用可能な移動式の柵を、どのようにしたら作れるのか。

普通の柵ではとうてい急傾斜に耐えられそうにないので、問題は山積しております。

 

 

将来的には、敷地内をグルッと囲む形でしっかりした固定の柵を作ってもらう事になりそうです。

 

フクちゃん、サブちゃん。

暫くの間不自由だと思うけど、我慢してちょうだいね。

 

しかしヤギの適応力というのはたいしたもので、

あの自由に庭を駆け巡っていた時の事は忘れてしまったかのように、

ロープに繋がれる日常に慣れて来てくれています。

 

申し訳ないけれど、彼らのその適応力に「感謝」です。

 

 

今までのマッタリタイムの座り位置は、必ずフクちゃん母さんが前。

サブ少年は、その陰に隠れるようになっていました。

 

 

しかし、最近は時に座り位置が変化しております。

 

先月末で満一才の誕生日を迎えたサブ少年。

お母さんを守ろうという、男気が芽生えて来たのでしょうか?

 

 

「エッヘン!もう子供扱いしないで欲しいんだよねっ!」とでも言いたげな、サブ少年でありました。

 

 

 

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