高校時代のクラスメイト純子は、
別に親友というような関係ではありませんでした。
明るく真面目なお嬢様
帰宅部で、放課後は塾とピアノ
ピアノはクラシックピアノを習っていて
有名な音大に進学したほどだけど
ポピュラー音楽の経験はなかったのでしょう
邦楽も洋楽も聴いていなかっただろうし
サザンに対しての知識も何もなかったはずです
そんな純子に
サザンのような曲を作ってくれないかなぁ?
と頼まれた私は
他校のロックバンドが私の作った曲を歌ってくれる
本当は自分もその演奏に加わりたいものだけど
使ってもらうだけでも嬉しい
と胸弾ませて
早速作曲に取り組みました
その過程は詳しく覚えていませんが
さすがに30年以上前ですから…(笑)
純子のオーダーは
サザン風に賑やかで楽しく…っていうことだったので
手っ取り早くサザンの曲のコード進行を真似しました。
↑コード進行を真似するのは得意
サザンファンの方、怒らないでね。
サザンデビューして4年ぐらいの頃です。
いとしのエリーが大ヒットしたとはいえ、
世間のイメージは、
賑やかで陽気なハチャメチャバンドって
感じでしたから…
アップテンポな曲にしました(笑)
なんの曲のコード進行を参考にしたかなぁ??と
ちょっと考えたら
気分しだいで責めないで…だったようです
さて、歌詞はバンドの方たちに作ってもらうつもりで
曲だけを作りました。
結構何度も何度も自分で弾いてみて
よし
という満足感も持って、五線譜に書き上げました。
純子に
ねー、例のやつ、出来た?
って聞かれたら、
ジャーーーン
ってドヤ顔で出してやろうと。
あ、ドヤ顔って言葉はもちろん
当時ありませんでしたがね(^。^;)
つづく…(笑)