7）は丁酉月です。

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ビヨンドネットの吉川です。

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皆さまお元気でしょうか？

パラリンピックが終わり、

気温が秋の気温で関東は過ごしやすい気温なりました。

今年もあとわずか月日が経つのが早いですね。

今月（9/7～10/7）は丁酉月です。

火性で陰の十干「丁（ていか）」と、
金性で陰の十二支「酉（とりきん）」が
組み合わさった干支です。

丁はロウソク、灯火（ともしび）などの人工火を表し、
酉は金属・宝石、季節では仲秋を表します。

そのため、丁酉は「闇夜に輝光を放つ秋の灯火」というイメージです。
丁酉月のポイントは以下の通りです。

◆気高き炎で、物事の本質を照らす

丁酉は、別名瑠璃の燈光（るりのとうこう）というとても美しい名を冠しています。

丁の自然界の事象である灯火やたいまつが、
秋の酉の時刻（18時～20時）に輝いている様が思い描けます。

光の存在は、夜にこそ際立つものです。

昼間のロウソクが目立たないように、
今月は夕方から夜間において力を発揮しやすい月であるといえます。

また、酉は五行で考えますと金性の陰となりますので、
気品と聡明さも表出されていきます。

暗闇の中に隠されていて見えない物事の本質を浮かび上がらせ、
その鋭く繊細な観点で答えを導き出す意識を持たれるとよいでしょう。

ロウソクの灯りは、昔は夜の照明として使われていましたので、
文学や文芸といった感性を刺激するものにも才覚が現れます。

一方で、真実を見抜く力を手にすると、
その力を持たない人を否定したり、下に見てしまったりするかもしれません。

そこまでいかなくとも、わかっている自分でやった方が早いから、
わざわざ面倒なことをする必要もないからと独善的な行動に走ると、
一人孤立することになるやもしれません。

合理性や効率性を優先するのではなく、常に相手の立場に立って考える、
社会への役割意識を持って生きていくことが、
元来の瑠璃の燈光としての輝きを放つことにつながっていきます。

知性溢れる教養は、その輝きにさらなる彩りを加えることでしょう。

◆新旧の融和と大革新

丁酉は、古来より注意すべき革命の時期の1つとされてきました。

例えば組織において、旧体制の勢力が依然繁栄している中にあって、
徐々に内部で熟成されてきた新勢力が台頭し、
両者の間で爆発的な衝突が起こす様を表します。

衝突が悪いわけではありませんが、そこでエネルギーを消費するよりは、
お互いに体制の改革をどんどん進めて爆発を未然に防ぐのが吉です。

大胆に、激しく、ドラスティックに変転変化を取り入れ、
新旧の融和を図ることがポイントです。

個人においては、これまでの価値観や正しさを思いっきり変えてみたり、
家庭においては、言葉の与え方や感謝の伝え方に溢れんばかりの愛をこめてみたり、
なによりもこの塾での学びを実践するいい機会にしてはいかがでしょうか。

最後を務めることをトリを務めるといいますが、酉は物事の一つの終了の意もあります。

奇しくも9月は上半期最後の月。(暦では2月4日から新年のため)

これまでの何かに決着をつけ、翌月新しくスタートを切る準備の時期です。

その過程の中で、何らかの社会的な役割が与えられたとしたら、
素直に受け入れると運が開いていくことでしょう。

革新を体現することが、丁酉の輝きをさらに美しく増幅させ、
結果的に運命が動いていくことでしょう。

運は動より生ず。

動かずして革新なし。

これまでのものを捨て去るのではなく、
新しいものとの融和を図ることで革新を起こす。

無感情に安全に平坦な道を歩むのではなく、
映画のように波瀾万丈で心が感応する人生をご用意しておりますが、
ご一緒にいかがでしょうか。

◆火を絶やすことなかれ

丁は火性です。

火は燃料となる薪をくべ続けないと燃焼し続けることはできません。

つまり、炎が燃焼し続けるための努力を要するとなります。

ひたむきな努力を要しますが、日々積み重ねることで大きく可能性が開いていきます。

ここで大事なのは努力の方向性と、誰から学ぶかということです。

丁酉から表出されるのが天貴星であることを考えるとご理解いただけるかと思います。

十大主星と十二大従星だけでも、宿命表の大部分を読み解くことができます！

火性の燃料となるのは、木性＝甲・乙です。

木性が司る東方は、社会において仁徳たる慈愛を発揮する場所。

また、守備本能は自分の内側の探究でもあります。

なんのために生きているのか？
私の心の燃える炎は何か？

そこに意味があってもなくても、私たちが今ここにいることだけは確かなことです。

与えられている環境がどうであっても、
求められていることをしっかりできないと、
夢や可能性の領域に足を踏み入れることができません。

もちろんそこに良い悪いはありません。

しかし、丁が丁であるために、私が私であるために、
やりたいことが、叶えたいものが、なりたい姿があるならば、
そのための一歩を踏み出してみませんか。

その積み重ねの先に、革新があるのだと思います。

あなたにしか照らすことのできない一隅があります。

あなたという美しき瑠璃の燈光に希望を見出し、
救い導かれる人達がいます。

冷たい風に傷つけられ、優しさが人を傷つけたとしても、
常に問われていることは、今どうしたいのか？だと思います。

できることは、今この瞬間を全力で生きること。

目の前の相手に最大限の慈しみをもって接すること。

今月は、常に自ら工夫と努力をする人の運気が開いていきます。

ともに本質を探究し、革新を体現してまいりましょう。

以上、丁酉月のみで見たポイントです。

ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただけますと幸いです。

今月も、皆様にとって素敵なひと月となることを願い、
結びの言葉といたします。

いつも本当にありがとうございます。