もう何十年もなるだろうか。はがれた網戸3枚の網をテープで補強して使い続けていました。

でも、風と雨の強い日に、とうとう復活ならずの状態になりました。

もう、テープの補強は無理だな。やっと直すことにしました。

40年も使い続けて、よく耐えてくれたと褒めてあげたい。ほかの場所は今も現役です。

先月お世話になった工務店に連絡して、すぐに来ていただき、網戸のサッシがテープでべとべとになっていたのに、2時間半足らずで修理完了して取り付けていただきました。

新しくしたら、部屋が明るくなって、こんなに違うならもっと早く直せばよかった。

いつ壊れるかと心配しながら使っていたので、今はその心配もなくなり快適です。

工務店が決まっただけで、こんなにも気持ちが楽になるものか。信頼する人に出会える安心はすごいなと思います。

だから、一つ一つ片付けていける。そんな気持ちになれました。

これはとても大きな安心感です。

 

安心感のおかげで、今年はまだ家電を変える予備軍が控えていますけれど、気持ちは少し整い気味です。

壊れてから慌てなくても済む。この小さなゆとりは大切です。

 

梅雨入りまじかの毎日、暑くなる前にお墓参りに行きました。

いつもお墓で、見知らぬ人と話し込んでしまいます。今回も、一人で来ていた高齢の女性の方と、送迎車がなかったので、管理事務所に連絡して、来ていただき乗せてもらいました。各々帰りのバスの時間は定かでなく、「行ってらっしゃい」と手を振りわかれました。

そして2時間後にバス停で再開。女性はお墓の継続が難しく、お寺に移すという娘さんの意向を話していました。

我が家も同じでいつか墓じまいの時が来ます。そんなおしゃべりをしていたら、とてもきちんとした感じの方だったので、「教師をされていましたか」と尋ねました。

女性は笑って、「よく言われますけれど、違います。怖い感じなんでしょうか」と話されました。

「怖くないです。お話の感じがきちんとしていらっしゃるから、そう思いました」と私。

その女性にとって教師という印象が、怖い。というイメージがあるんでしょうか。

私には教師の印象は怖くないけれど、その女性のきちんとした立ち振る舞いが、印象的だったので、同じく感じた人がいることに、思わず「でしょう」と失礼な言葉を言ってしまいました。

 

同じバスに乗り、私が先に降りて、窓越しに何度も頭をぺこりとお互いに下げていました。

わずかな出会いもお墓参りならではです。

 

気温の変動が激しい季節になり、頭がボーとしている日が続くと、自分の体に自信が持てなくなります。

でも、食事はできている。眠れる。歩ける。生活はできている。こんなささやかな行動を確認しながら、大丈夫。という言葉にたどり着く。

 

食材で足りないものを探して、私の体に必要なものを摂取しては体調を感じています。

足したり引いたりしての日々。この絶妙なバランスで整う道へと向かいます。