数日前から治療のために、私にとっては大量の薬を飲む毎日が始まりました。

3種類の薬の副作用を聞くうちに、ますます飲むのが怖くなるばかりでした。

初診からここまで来るのに5か月かかり、ようやくスタート。

突然の腰の病気もあり、兄にはお世話になってきました。

医師からの話もすべて話しているので、兄は心配していました。

 

私が薬を飲む段階と、並行して兄の妻が腸の手術をすることになり、短時間で済むとのことでしたが、1泊入院すると言っていました。

もちろん兄は、入院から、退院まで付き添うことになります。

「お前は心配するから、知らない方がいいけど」

と言いながら、妻の入院のことを話しました。

 

そして、今日、手術日だったのですが、忙しいはずなのに兄から電話がありました。

薬を飲み始めた私が気がかりだったらしく。

「大丈夫か」

「大丈夫。手術じゃあないの」

「今から行く、大丈夫ならそれでいいんだ」

「お兄ちゃんも気お付けて」

「無理するな」

「無理しない。行ってらっしゃい」

 

「それならいいんだ」の言葉がやけに心に浸み込んできて、兄の心配の重さを感じてしまい、私は電話を切った後、静かに泣いていました。涙も鼻水も止まらなかった。

 

「泣いているよ」私は私の気持ちを伝えるらように、自分に声にせずに言いました。

 

兄とはいろんなことがあったけれど、私も兄も年を重ねてきた現実を見つめながら、これからは私一人ではなく、兄夫婦とのかかわりが多くなるのかと思います。

遠かった兄の存在が、だんだん近くになってきました。

長い時間がたつことは、いろんなことが変われることなのかもしれないです。

 

何十年ぶりに泣いたな。