ご主人を亡くされた友達から、お食事のお誘いの手紙に、私の夏のてんやわんやの状態をお知らせしたら、心配をかけてしまい、お手紙がまた届いてしまいました。
「大変なことになっていたんですね。知らなくて申し訳ないです」
そんな、とんでもないです。
家族を亡くされた悲しみには、比べることさえできない出来事です。
「よくぞ乗り越えましたね」
「作品を書き上げることで、自分に戻れたという言葉で、ほっとしました」
何より通じ合える人からの言葉をもらい。うれしかったです。
言葉はほんとに生き物です。
救いにもなるし、凶器にもなる。凶器の言葉はトラウマにもなりうるし。
うれしい言葉だけを心にとどめておくことが大切です。
体を整えないといけない状態は、まだ続いていますけれど、一つ一つクリアして、終わった、片付いたと階段をのぼりながら、また新しい原稿書きに構想を練っている時が一番気持ちが楽でいられます。
外に出かけて、近所のおじさまが自転車で鉢合わせ。にこりと笑顔のあいさつをしていただくだけで、なんかうれしいです。
食べられて、眠れる。ここが維持できていれば、あとは自分を励ましながら前へ。
地元の神社のお参りと、両親のお墓参りが、今の私の休憩場所です。
今年の秋はどこに行ったんだろう。