吾輩は猫ならず、犬のごとく、ああー明日雨だ。冷蔵庫の食材が寂しい。買出しに近くのスーパーに。
なんか寒気がした昨日、葛根湯を飲んで少し回復。
買出し行くか。そんな勢いをつけながら、歩いていると、自転車で走り過ぎ去ろうとした女性が急停止。名前を言われたけれど、どこのどなた。「はて」この言葉、4月からスタートした、朝ドラ「虎に翼」の主人公・寅子が好んで使うセリフ。これ、はやります。
あのー○○の、○○です。
ああー○○さん。
そこから話し出したノンストップ状態の話は、約20分ほど続いただろうか。自転車を道の端に移動し、ガチの体制で話し出す。途中に顔見知りの人が二人、「どうーも」とこちらをちらりと見ながら行き交う。
そんなことまで話していいの。困惑や戸惑いの気持ちが渦巻きながら、ほぼ親しくない人ですから、とりあえず躊躇する気持ちがわいて。でも、話を遮るわけにもいかず、とにかくその人にとって気がかりだったことを話したかったらしく、「大丈夫です」の私の言葉に一応は、納得していただけたような。
自転車に積まれた食材らしきもの大丈夫かな、生ものはいってないのかな。そんなことが気になりだしてきた。
話すだけ話したので気持ちが済んだらしく、自転車は走り出していった。
さて、買い物へ。
何買う。明日雨。予算1000円。楽勝でしょう。
ところが日曜日の昼間、入り口にテントが張られて、野菜や果物の特売をやっているではないかい。
「会計は中でいいんですか」と聞くと。
「そうです」と女性の店員さん。少し愛想なしの感じ。もう少し柔らかく言って。なんて思ったけれど、そんな期待もググっと抑え。
なんせ、確か2022年の5月ごろ、50年近く周辺の地域の人たちにとっては、欠かせないスーパーが突然の閉店になった。
そして翌年、周辺は買い物難民と化した。しばらくたち、土地がならされ、何かできるらしい動きが起こる。そして、待望の新しい店舗ができる情報が出回る。
なんでも、周辺の人たちが買い物難民の状況を市議会議員に自己談判したらしい。その意向に答えた店舗が2023年暮れにスーパーを開店させた。
ありがたい。この言葉しかないのです。
だからそっけない対応なんて、なんのその。少しの位のレジのうち間違えも、ググっと我慢。
予算内で買い物を済ませて帰り道、またもや知り合いに遭遇。
「さつきつかまっていたでしょ」
この言葉、そうなんです、20分の話の途中にすれ違った人が、2度目の遭遇。そこから10分程度つかまり話を聞く。
やっと帰れた自宅。
なんかみんな話したいのね。人の話を聞くのは十分仕事で味わってきたけれど、休憩中のわが身、持久力持ちこたえたことを発見。
なんで私に話をしたがるんだろう。
犬も歩けばなんとかで、まだまだいけるよ。そんな心持になりました。
では本気で仕事の場で話を聞こう。
まだまだいけるよ。皆様教えてくれてありがとう。