14年間所属していた心理学の学会から離れることにしました。

その9年近く前からもこつこつと、別の場所で心理学を学んできました。

会社を辞めて、フリーランスになってから、ずっと付き合ってきたカウンセリングの学び。二つの学びの場で、カウンセラーの資格を取得したものの、その資格は社会的には仕事の場所として通用しませんでした。

でもいろんな体験も、友人もできました。

あの場所に行かなければ出会えなかった人たちです。

 

4年前に初めてポランティアの仕事として、電話相談を2年間していたことが、私にとって唯一の体験になりました。その仕事も無償という負担があって離れました。

あの体験があったから、やっとカウンセリングを仕事にする、学び続ける気持ちから離れられたと思います。

 

仕事にするには学び続けないといけない、そこにつぎ込む資金も確保できない。片手間にできることではないことから少し離れようと思いました。

 

学会を辞めてから、なんか体が楽になりました。

ほっとしたし、荷物が下ろせた感じです。

もともとの自分の仕事に視線を戻しつつある間隔を今、味わっています。

書きたかった物語をこれから何年もかけて書く。

その物語のメモ書きが、次々に浮かんできます。

 

そう。ここに戻ろう。

なんでこんなにもほっとしているんだろう。

どれだけ自分に、何年も学び続けた資格を生かせるところを探すんだ。

そんなかたくなな思いを守ろうとしていたのかと思います。

その難しい思いは、私を窮屈にしていたんだと思います。

この長い時間、私は家族と共に暮らすために、心理学を学んできたんだと言葉にしても、どこかで、資格を生かすという気持ちが捨てられていないまま、どこかで苦しい思いをしていたんだと思います。

 

カウンセリングや心理学の分野はとても大切な分野です。

これからもっともっと大切に考えてほしい分野です。

学びと資格とそれを生かせるスキルの使い方が、仕事や賃金の場で評価されているんだろか疑問です。

 

これから生かせる能力と、体力を考えると自分の視点を変えて、楽しむことをして、本を読んで、映画を見て、旅に行き、月に一度は食事を楽しめる店を見つける。私の大好きな俳優・吉岡秀隆さんの作品を見続ける。

 

昨年暮れにPCを新しくしたことは、正解でした。

今年はなんか、細いけど、光がさしている感じです。