何年ぶりだろう。近所のスーパーで売れ残りの2鉢、小さいパンジーの黄色を1鉢買いました。

手には食材を買い込んでいたので、まさか袋に入れてもらえないとは考えもせずにいました。

「袋いりますか」そんな言葉に目が点。なに。もう一度聞きなおしました。

スーパーでは、もちろんマイバックで、袋は有料なんだけど。

鉢のまま渡されてもね。

「はい」

「3円です」

88円のパンジーに袋代3円。しめて91円なり。

ポイントカードを出すと、

「100円からです」と却下される。

ああそうでした。

なんか愛想がいまいちと言うか、優しくないというか。普通なんだろうと思うけれど、また買おうという購買力には至らない。

まあ、以前から目を付けていた花を手にして自宅へ戻る。

 

昨日は庭の草取りの限界日。エイヤー。と気合を入れないと草取りができない。

気持ちが入れば、1時間で終わる作業も、なかなかできないままでいる。とりあえず完了。

疲れが抜けずに、夜は咳がつづいた。

 

そして今日は、半年ぶりの眼科の検診日。

問題なくすんだものの、瞳孔を開く目薬を付けられるので、いまいちサクサクとは動きづらい。

最近は、最寄りの駅から自宅まで歩くことにした。以前より8分ほど歩きが遅くなった。

 

バス代節約と、運動不足解消を兼ねている。

花を持ち帰り、食事をして風呂を洗い、さて、いよいよ花を植える。

満足。花を買う自分は、今少しばかりの余裕ができたのかもしれないと思う。

 

プチな幸せ感を味わう。

しかし、気持ちはスーパーに戻り、鉢のまま渡そうとする店員の女性に、なんか世知辛い世の中だなぁと思ってしまう。3円をケチるわけではないけれど、環境問題を考えれば、マイバツクは必要だけれど、お弁当や総菜をそのまま渡すレジにも、時々戸惑う。スーパーの店内に車いすの男性が、かごを持つこともできなくて、商品を車いすの隅っこに挟むようにして抱えていた。

こんな時、手を貸す人もいない。

 

袋を用意できない人だっている。袋代を払うなら、そのまま持ち帰る人もいる。

肉や魚の入ったトレーの皿から、中身を店頭に備えてあるビニール袋に入れ替え、トレーをゴミとして捨てていく人もいる。コロナ過の中で、生ものの食材を人ごみの中で移し替えることの衛生的な不安は感じないままなんだろうか。

 

ここにも、トレーのごみ処理に困っている人たちの行動から来ているんだろう。

 

なんか、世知辛い世の中になっている感じがして。

 

幾たびかの緊急事態宣言。「東京に来ないで」と都知事が申しているそうで。

 

そんな中で、他県から都心に週一で通う仕事が始まりました。

電話相談。共に同じ勉強をして、同じ方向に向かう人たちの集う場所は、「この場所少し続けてみたい」そんな時間を過ごせている。

 

この気持ち花を買うことへとつながっている。

 

少し前に気持ちが痛くなることがありました。些細なことかもしれないけれど、どうしても自分の気持に我慢を強いることが嫌なので、結論を出しました。グダグダと考えあぐねた結果です。

日頃お世話になっている関係性を思えば、この先のことを考えれば、いろいろなことが巡りながら、でも嫌なものは嫌だ。そこは自分を大事にする。

そして出た結論。

そして花を買った。

自分と違う価値観の人はそりゃあたくさんいます。違っていいんだ。同じでなくていいんだ。そんな言葉は、頻繁に世に流れています。

しかし、時にはそのあまりにも違う価値観に、どう対応する。そんな自問自答をすることもあります。

あなたも私もOKになるように、話し合うことは意外と難しい。

 

でも、あなたはOK。私はNOのままにすることの苦しさを考えれば、妥協点に画策を練るよりも伝える勇気を持つことだと思います。

 

今回私は伝える勇気は持てなかったけれど、自分が我慢することを拒否することで、一つの結論にたどり着きました。

自分の気持ちを大事にする。自分を守る。

ここが決め手です。プチ幸せのためにも。