心臓手術から7年…毎年、この時期になるとオペを依頼した渡邊剛先生のブログやニューハートワタナベ国際病院のホームページを閲覧して最新の情報を確認しています。

完全内視鏡下での心臓オペを依頼したメインの理由は、「早期社会復帰」でした。当時、ダビンチでの心臓オペは保険診療の対象外で全額実費でしたが、術後7日で退院し1ヶ月後には仕事に復帰を果たせましたので、費用対効果は絶大なものでした。私が行った「僧房弁形成術」は現在は薬事法の認可が降り、保険診療摘要の手術として運用されています。

が、完全内視鏡下のダビンチ心臓手術を行っているのは、いまだ渡邊剛先生のチームのみの様です。他の医療施設では、実績や経験、運用方法などを安全で効率よく成熟させるために小切開(MICS)と併用しながら手術を行っているのが現状な様ですね。脳や心臓の手術は外科手術の中でも難易度が高いらしいので、慎重にならざるえないのも頷けますよね…

ダビンチでの手術は「ピンホール術」といって小さな孔を3~4個開け、その孔にロボットアームを挿入して手術を行います。



アームの操作は、このような感じでコンソールに映る3Dカメラの映像を見ながら行います。細部や患部の裏側まで映像を確認しながら手術を行えるので、より正確な処置を行えると先生は仰っておりました!

心臓手術に限った事ではないのですが、手術を行う際は必ず出血が伴います。これはどんな手術でも同じリスクです。特に胸と肋骨を開くような大手術では、手術そのものの危険の他に感染症や出血多量によるトラブルなど、様々な要因が重なり合う可能性がある事が否めません。このような負の要因を払拭するための術式が先に記した「ピンホール術」、すなわちダビンチによるロボット手術という訳です。

当たり前の事ですが、肉体を開孔する面積が増せば増すほど、細胞が入れ替わり患部が完全に復活するまでの時間は長くなります。

小さな孔を開けるだけで
精度の高い手術を行えて
しかも、回復が早く
痛みも少ない…

こんな心臓手術が
普通に存在しています。

あの時、現実を直視する勇気がなかったら
渡邊先生と出会えてはいなかっただろう…

ヒトは病を患う
患らってしまった理由を問うことは
あまり意味が無い

大切な事は
「今」やれることの可能性に
眼を向けて、前に進むこと…

それが
生かされた者の
使命であり

それこそが
きっと生きた証



このブログを通じて
学びを共有して下さる
皆さんに、ただ感謝ですね!

「ありがとう!」


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渡邊剛先生のブログ
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