緩やかなカーブを画いて
ゆっくりと
原点に還っている

オリジナルの自助論は
20代前半に読んだけど
若すぎて
漠然とした概要しか
理解出来なかった


150年前に
記された諭しとは思えない程
鮮明に精神の輪郭が
表現されている


世界中の民が
疫病の嵐に翻弄され
人が人として
生きることの本質や
社会の在り方
個々の存在価値を

「死」
をもって
突き付けてくる

人は
生まれてきた
その瞬間から
「死」
に向かって進んでいる

これは
紛れもない現実で
すべてのヒトに
いや
すべての生命に共通した
真実

きっと
「死」
と向き合うことで
はじめて
「生命」
の尊さや

その美しさの真理を
理解する

生きる事とは
すなわち
死を受け入れる事


綺麗事だけでは
生きられない

だからこそ
ひとつの言葉や
表現を大切に暖めて

関わること
交わること
繋がること

想い馳せること

愛すること
信じること

勇気をもち戦うこと

波枯れるまで
叫び続けること

雨上がりの虹
満天の星

下弦の月

新緑の誘い

全てが
ここに繋がっている


自らの
「死」
と対峙してから
7年の月日が流れ

やっと
真理を受け入れる
準備が整った

「RESTART」

また
新しい一歩を踏み出そう

新しい自分
新しい

この瞬間が
生きる
希望