明け方頃になって、ようやくこの状況に

慣れてきた。痛みは相変わらすだが、ど

うやら心嚢ドレーンの管が入っている場

所が痛むらしい。朝早くに村松先生に

様子を見て頂いた。首からの点滴を1本抜

いてもらい、少しだけ身軽になった。

水も少量だが飲めるようになって、よう

やく生き返った。

朝の回診では渡邊先生にお会いする事が

出来て嬉しかった。

これまでの経過と傷を診て頂いて、「問

題なし、もう大丈夫ですよ」とのコメン

トを残して、次の手術の打合せらしい会

話を別の医師としている。限られた時間

を有効に使い、チームの意志疎通を向上

させながら手術に臨む姿を垣間見た。