南ローヌの産地は地方名称と7か所のクリュに分かれています。
先ほども出てきました、コート・デュ・ローヌAC。ローヌ川流域全体のワイン総生産量の半分以上を占め、ほとんどが赤ワイン
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュになると、より厳格な最低アルコール度数や最高収穫量の基準を満たし、更に、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードルのブレンド比率を増やさなくてはならなくなります。
このコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュには、最後に村の名前がついていることがあるのですが、その場合、その村で100%造られているいることを意味しています。
こういったワインは、『コート・デュ・ローヌ』と単に記載されたワインよりも、ボディや骨格がしっかりとして、スパイシーな赤い果実の風味が強くなります。
ちょっとしっかりしたお肉料理に合わせたい場合にはいいかもしれないですね![]()
南ローヌと言えば、忘れてはならないのが、シャトーヌフ・デュ・パプAC。ここは、呼称統制制度が確立された場所でもあります。ブドウの栽培地としては、平坦ではありますが、傾斜の向きのわずかな違いによって、シラーやムールヴェードルの品質にはっきりした違いをもたらすことがあります。
ここで生産されるワインは、グルナッシュ主体。その他13種類のブドウ品種を栽培し、ブレンドすることが可能です。
最良のものは、すべてフルボディでアルコール度が高く、凝縮感のあるスパイシーさ、赤い果実の風味、ふくよかでキメの細かさを持ちます。
シャトーヌフの白ワインは、クレレット、ルーサンヌ、ブールブーラン、グルナッシュ・ブランから造られていて、特にルーサンヌで造るワインの品質が高いです。
シャトーヌフではロゼワインは造られていません
ロゼが造られているのは、タヴェルとリラック
グルナッシュとサンソー主体で造られ、フルボディ。香りが強く、瓶熟すると複雑な風味を呈します。
ここまでは、シャトーヌフの西の栽培地。東を見ると、4つの村がクリュの昇格しています。
・ジゴンダスAC
・ヴァケイラスAC
・ボーム・ドゥ・ヴニーズAC
・ヴァンソーブルAC
です。
いずれも、シャトーヌフに似た、フルボディでスパイシーな赤ワインを生産しているのですが・・・その評価はシャトーヌフに隠れがち。見つけたら、飲んでみるのも手ですね![]()
ボーム・ドゥ・ヴニーズとラストーには、ヴァン・ドゥー・ナテュレルという別のACもありますから、そちらも忘れずに![]()