以前から、どこの地域にもその地域独特の問題があると言っていますが、このフランス南部での最大の問題は干ばつ
干ばつが問題になるくらいなので、カビ病による被害は少なくなりますが・・・。しかし、南部も、ブドウの果実の質が向上しつつあるのです。それは、ワイナリーの設備が近代化したことや、資本投下の恩恵を受けていること。今後もっといいワインが出てくる感じがあります![]()
この地方では、ボジョレー地方で使われる、炭酸ガス浸漬法を、カリニャンのタンニンを和らげる目的で使ってることもあるのです。カリニャンは、元々タンニン、酸味が強くて、色が濃いから、そのまま使うと結構強そうなワインが造れそうですが、炭酸ガス浸漬法でエレガントにしてたりするんですね~。
さてさて、各論にまいりましょう![]()
ラングドック・ルーション地方。この地方の当時におけるソムリエ教本におけるワインに関する説明も、決して多くなかったと思ったのですが、ワイナリーの設備の近代化や資本の投下の結果、ベーシックなテーブルワイン市場の崩壊が起こり、次のことが起こりました。ラムも、WSETの教科書を読むまで気にも留めていなかったことです。
・AC制度が急速に発展した
・生産者たちが、ACが規定している拘束を回避して、国際的なブドウ品種を使いブドウ品種名を表示したIGPワインを造り始めた
ことです。
AC制度の発展は、品質がよいものが造られていくと、かならず他とは違うというワインであると差別化をしたくなりますよね。しかし、AC制度には、使用できるブドウ品種や栽培方法などがあらかじめ規定されているため、自分の自由な発想でのワイン造りというものができない。だから、IGPワインを造る・・・っていう、イタリアのスーパー・トスカーナみたいな現象が起こるんですね~。
ラングドック・ルーションのACも覚えるの大変だったのですが、広い範囲で使われているのが、ラングドックAC。
ラングドックACよりも、品質が高い畑に対しては、どうするのか・・・、ラングドックの後に、自分の名前をくっつけていいことになっているんですよ~![]()
おーっ![]()
て感じですね。まあ、でも大きくはラングドックACって書いてあるってことです。
そして、今後も発展が見込まれるということで・・・益々混乱しそうな感じ
ボルドー格付けみたいに、死んだようなきまりではなく、ワイン法自体が生きている、ってことです。
そして、2011年から使えるようになっているのが、
・グラン・ヴァン・デュ・ラングドック
・グラン・クリュ・デュ・ラングドック
という呼称。
ラングドック産ワインのエチケットを見るのが、これでちょっと楽しくなってきたんじゃないですか~![]()
まあ、そんな変化はあったとしても、大半のACで赤、白、ロゼワインが生産され、その中でも、カリニャン、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードルを使った赤ワインが圧倒的に多いということです。
しかし、この地方、気候や土壌が様々で同じブドウ品種を使ったとしても、様々なスタイルのワインができてしまうので、一つのスタイルでこの地方を語ることはできないんですね~。
そうはいっても、他と大きく異なるのが、リムー。リムーは冷涼な気候で栽培されたシャルドネをブレンドし、オーク樽で熟成させた、高級ワインを造っています。
続いて、ルーション地区に迫ります。