グルナッシュ ~横のつながり~ | 幸せな畑の幸せなワイン

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人と世界をワインでつなげたい!そんな思いで書いている、ワインアドバイザー・薬剤師ラムの徒然日記です。

グルナッシュもついでに横のつながりを見ていきましょう。グルナッシュは、フランスで単独で使用されるというよりも、、、何か別のブドウ品種と混ぜてワインが造られているというイメージがあるのですが、スペインの方が、単独で造られているのをよくみかけます。



スペインで、グルナッシュはガルナッチャといいます。スペインといえば、テンプラニーリョを思い浮かべる人も多いと思いますが、ガルナッチャもかなり栽培されているんです。



というのも、ガルナッチャっていいやつだからなんですよ。スペインで今のような高品質のワインが造られる前は、とにかく安いワインでもたくさん造ってたくさん売るって時代があって、そのときに活躍したのがガルナッチャだったのですね。



スペイン人の明日への糧だったわけです。



上質ワインを造っている生産地域はその中でも、

・リオハ

・リベラ・デル・ドゥエロ

・ナバーラ

・プリオラート

・カタルーニャ



で、大量生産をしている地域は、

・ラ・マンチャ

・バルデペーニャス

です。



リオハなどは、テンプラニーリョ主体のものが多いのですが、低価格帯のものによくまぜられているのがガルナッチャのようです。



ガルナッチャは、タンニンが軽めでアルコール度が高く、他のブドウ品種に独特の香辛料の風味を与えたりするようですよ。引き立て役ってことですな。



とはいえ、テンプラニーリョもガルナッチャもスペイン全土で栽培されていますからね。振り返れば奴がいる・・・って感じでしょうか。



リベラ・デル・デュエロといえば、、、高級ワイン、ウニコの生産地域です。土壌が白亜質の石灰岩が中心で、大陸性気候。昼夜の寒暖の差が素晴らしいワインを造り出しているのです。赤ワインとロゼのみ生産されています。



そうそう、リオハは赤ーーーーってイメージが強いですが、いやいや、白もあるんです。でも、生産量の4分の3は、、、というよりほとんど赤に変わりはないです。




ナバーラ、ここもリオハに隣接し、リオハの名声に隠れた存在であります。ガルナッチャからつくるロゼが有名な産地。



プリオラートは、『四人組』が出てきた場所として有名ですが、何々それってガルナッチャよりも思いますよね~。スーパースパニッシュ誕生の地なのです。スーパースパニッシュが生まれた土地は、山の斜面にあって、機械が入ることが難しいような地帯だったのですね。



昔の人は全て手作業でやっていたけれど、近代は機械化が進んでいるので機械でできるところは、機械でって思いますよね。それができないような土地で、耕作放棄されている土地がたくさんあったのです。



しかし、捨てる神あれば拾う神あり。



この土地をなんと素晴らしい土地だという造り手が現れ、素晴らしいワインを造ったことから有名になったのです。誰かと違ったことをやることに迷いがない人、フロンティア精神っていう一言で片づけてしまうのは非常にもったいないというか、恐れ多いのですが、そんな人がいたからこの地が有名になったんですね。



ガルナッチャも生産しているってこと、覚えておいてくださいね。脱線しすぎたから。



この四人組のことを思って、思い返すことがありました。



ワインには全く関係ないですがあせる



昨日たまたま、カーリー・フィオリーナさん(元ヒューレット・パッカードーのCEO)の記事が目に止まり、感銘を受けました。(Wiki情報はこちらhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8A



彼女は受付からCEOにまでのしあがった人物なのですが、そんな彼女が言っていたのは



『決断を下すことも、リスクを冒すことも練習が必要。リスクを冒さなければ、持てる力を存分に発揮することはできない。』



プリオラートの四人組が、自分たちの畑を最初にみた風景を想像すると、みんなが捨てた土地で昔植えられていたブドウの樹はなんとなくあったかもしれないけれど、そこに何もなく、さびれたような状態。よくもそんな状態でいや、『ここで素晴らしいワインができるんだよ』、って思ったかってところですよね。めちゃめちゃポジティブじゃないですか。



外面と周りの状況だけを見たら、勝算があるとは思えないのに。だから他に耕す人がいなかった。



しかし、造り手の持てる力とその土地の内なる力が合わさって、素晴らしいワインが誕生したってことですね。可能性というものは、そこにあるから見れるというものではなく、それは切り開いていく人のみが見ることができるんでしょうね。