ちょっと一息入れて、ボルドーブレンドの名脇役の話をしましょうか。
プティ・ヴェルドはボルドーブレンドにほんの数パーセントしか使われないこの品種を、あるとき100%使ったワインに出会ったのです。
スペインの生産者、ヴィーニャ・セロンが造ったワイン、ラビア。
ボルドーブレンドの中心といえば、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ、カベルネ・フランなのに、なぜ![]()
ヴィーニャ・セロンは家族経営をしているワイナリーなのですが、経験やノウハウがいくらあったとしても、常に現状を変えていこうとしているからなのです。
「違いを生み出す」ために造られたワイン、ラビア。
プティ・ヴェルドの栽培されたことのない土地で、100%プティ・ヴェルドのワインを造る彼ら。
これは、チャレンジ以外の何物でもありません。
でもそうなるためのストーリーがそこにはあったのです。
プティ・ヴェルド100%を造る仕掛け人がワイナリーの中にいるのですが、仕掛け人達にはプティ・ヴェルドの栽培に理想的な場所だ、というインスピレーションがあったみたいです。
造ったこともないのに、なぜそう思えるの
とも思いますが、彼らってそうなんですね。
これは一人の造り手だけにあるっていうよりも、色んな人にあって、野生の勘みたいなもので、ワイン造りで成功している人はどこか、『うおーーー、この土地がまさに求めていた土地だーーーー![]()
理由はわからんけど、、、』という瞬間があるのです。
このプティ・ヴェルド100%のワイン造りは、やがては仕掛け人の子供たちをも巻き込むことになります。
過去の経験をいかしながらも、さらに進化するためには新しいことに常に挑戦しつづけなければならない、ということを次の世代に教えたかったのかもしれないですね。
わたしたちにも、否応なく変化に対応し、否応なく新しいことに挑戦しなくてはいけないときもありますが、変化を恐れないこと、そして、過去に自分がやってきたことを信じて全力で突き進んでいけば、きっと未来は開かれていく、ラビアは、わたしにそんな、応援歌でありつづけてくれているワインなのです。
